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液状化対策の難しさ

被害に遭われた方に心よりお見舞い申し上げます

能登半島地震の被災地では、液状化による被害も起こりました。

東日本大震災の際に、勤務校や自治体は液状化で大きな被害を受けました。

校庭に湧き上がってきた泥水を今でも覚えています。

その復旧には長い時間がかかりました。

復旧にあたっては、液状化対策をどうするか?ということが大きな議論になりました。

自治体の方針として、地域ごとに一括での対策工事ということでしたので、全員の同意が必要でした。

工事のためには、道路だけではなく、住宅の敷地内も工事をする必要がありますので、自己負担も発生します。

そのため、同意を得るのには長い時間がかかり、結果として、全ての地域で同意を得ることができなかったと記憶しています。

安心・安全のための工事は必要ではありますが、これから住む年月を考えたときに、どれくらいの費用をかけるのか、ということについては、判断が分かれるところだと思います。

こうした対策工事は、液状化対策に限ったことではありません。

政策を議論する際には、当事者と、それ以外の人という立場があります。

どのような立場で議論をしているのか、考えながら進めていくことになると思います。

社会科の学習で、このような政策の議論を扱う場合には、気を付けていかなければならないと思います。




今回は、液状化対策の難しさについて書きました。

お読みいただき、ありがとうございました。

ご参考になれば幸いです。

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