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【第161回】2023年度地区防災計画学会賞


質問 2023年度の地区防災計画学会賞の受賞者が決まったんですか。

概要

 ①地区防災計画学会賞について
 ②論文賞 浅野幸子(早稲田大学)
 ③奨励賞 近藤誠司(関西大学)
 ④功労賞 竹中 篤(一般財団法人関西情報センター)
 ➄地区防災計画学会第10回大会で表彰予定

解説

①地区防災計画学会賞について

 地区防災計画学会では、2014年度から毎年、地区防災計画に関する優れた論文の著者及び地区防災計画学会の発展に寄与した功労者に対して、地区防災計画学会賞を贈っています。ここでは、2023年度の受賞者について紹介します。
 当該学会賞には、論文賞、奨励賞及び功労賞の3種類があります。

 過去の受賞者一覧はこちらになります。

②論文賞 浅野幸子(早稲田大学)・福冨真子・谷村景弓・公文資子(こうち減災女子部)・梅原朋美・町田友里・稲田佳奈・神原咲子(高知県立大学)「地区防災計画策定プロセスにおける多様性・社会包摂の視点の標準的な導入可能性の検討―高知市および潮江南地区での取り組み事例から―」

 本論文は、2022年11月に発刊された『地区防災計画学会誌』第25号に掲載されました。
 国際的な取組が進化し、仙台防災枠組み等でも掲げられている多様性・包摂性の視点を地区防災計画の計画デザインに組み込むという視点に立って書かれており、極めて独創的な論文です。

③奨励賞 近藤誠司・小山倫史・森本将吾(関西大学)「防災事業における外部変数に関する基礎的考察―福井市高須集落における避難計画策定プロジェクトを例に―」

 本論文は、2023年12月に発刊された『地区防災計画学会誌』第28号に掲載されました。
 防災の取組をそれだけで判断・分析するのではなく、独創性や新規性のある外部変数という観点から解析している点が独創的です。

④功労賞 竹中 篤(一般財団法人関西情報センター)

 竹中先生は、地区防災計画学会の創設期より監事として、学会の企画運営や関係事務を適切に行い、学会の発展に大きく貢献してきました。

➄地区防災計画学会第10回大会で表彰予定

 上記の方々に対して、2024年3月2日(土)の地区防災計画学会第10回大会(オンライン開催)で表彰が行われる予定です。
 また、同大会の予稿集である『地区防災計画学会誌』第29号(2024年3月2日発行)に受賞者コメントが掲載される予定です。

大会への申し込みはこちらからお願いいたします。

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