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自分のためにヨガの資格をとった私がヨガ講師を目指すまで


インドに行きたい。


オーストラリアのワーホリがもうすぐ終わろうとしていた頃、何となく思いついた。本当に何となく思いついただけ。

そこから約1年後、あれこれ準備して気がついたら私は南インドのゴア州でヨガ講師の資格(全米ヨガアライアンスRYT200)をとっていた。

なぜ急にヨガなのか。
要約するととても単純で「自分のため」だった。(講師になるつもりは当時微塵もなかった


何となく開催したパークヨガがヨガ講師を志すきっかけに

インドの後にカナダワーホリに行った。
仲良くなったルームメイトにインドでのヨガの体験を話すと、
語学学校で人を集めてくるからパークヨガを開催したら面白そうじゃない?と、提案してくれた。

トロントの公園で、短い夏の間だけ週末パークヨガを開催することができた。
韓国出身の語学学校生や、ミートアップで出会ったフランス出身のカナダ人。多国籍な生徒さん達相手に、拙い英語でもヨガを伝えることができた。

トロントのクリスティーパーク

今考えると指導法はめちゃくちゃかもしれないし、
超初心者の人に思いっきりチャレンジポーズを指導しちゃって大変そうだった。。。(みんなごめん)
それでも、クラスの後にはみんなが笑顔になって、とても気持ちよかったなんて言ってもらえた。
とても勉強になるフィードバックをくれた人もいた。
最後のクラスの後は食事会も開いて楽しかったなぁ。


トロントのラーメン屋さん


あれは、私のトロント生活で一番心に残った時間かもしれない。
企画してくれたルームメイトには感謝しかない。

本来、ヨガは内観する行法だけど、その時はヨガを通してこんなにも国籍が違う人同士で繋がれるんだと感じた。

ヨガを教えたいという動機には、他にも「もっと肩の力を抜いて楽に生きることを感じて欲しい」とか、「内観してはじめて感じる安堵感」とか、自分が感じて良かったことを他の人にも感じてほしいのもあるけど、
きっかけって些細なことでもいいんだよね。

今までいろいろ仕事をしてきて、それなりに「達成」というものを味わってきたけど、ヨガで相手の健康に貢献できている瞬間が、今まで経験した「達成」で一番気持ちの良いものだった。


「帰国したら、ヨガインストラクターになろう」
と、カナダワーホリ中に考えが変わっていた。


「いつかヨガを教えてもいいかな」くらいに今は思っておけばいいと思うよ

日本に帰国後、フリーのヨガ講師で働くため就職活動するも、苦戦。
そもそも1ヶ月だけしか勉強せず、RYT200取得からブランクが1年以上空いてしまっていた人が簡単にスタジオに採用されるわけもなく…
さらにいうと英語で習って英語で教えていたものだから、日本語での指導方法に自信がない。。。
(挫折の詳細はまた今度)

何度か挫折を経験し、そろそろ貯金も尽きてヨガの講師になることをやめようか迷っていた時期、白黒はっきりつけようとしていた私に、ある人が放った言葉がある。

「いつかヨガを教えてもいいかな」くらいに今は思っておけばいいと思うよ。


今すぐ決めなくていい。
何事も決断のスピードを意識していた当時の私にとって、目から鱗が出る言葉だった。


挫折から5年たった今、

あの言葉のおかげで、またヨガ講師の勉強を再スタートできている。

今度は焦らずゆっくり着実に。
それでもトロントの公園で見た生徒さんの笑顔を胸に。






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