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しりとり俳句(93)

こんにちは。

満開だった近所の梅が散ってしまい、
本格的な春になっているようです。

しりとり俳句は早くも
仲春や晩春まで出てきました。

一年生シリーズと
オノマトペシリーズがあります。

こちらの続きからどうぞ。

「さち・ちり・しの・しりとり俳句・二年目ルール」
☆順番=ちり→しの→さち
☆下五・下二字、または一字でしりとり
☆下五「かな・けり・にけり・たり・たる・なり・よ」などで終わる場合は、その前の二文字(もしくは一文字)から始める
(季語のあとの、さ=幸、ち=ちり、し=紫乃)

第93回は、2/26~3/3(1943~1963)全21句

1943 はしやぐ子の声清らかに卒業す 
    卒業(仲春)ち

1944 薄氷の欠片かざすや前穂高
    薄氷(初春)し

1945 高らかに卒業生の校歌かな
    卒業生(仲春)さ

1946 浮かれ猫急に筋トレ始めけり
    浮かれ猫(初春)ち

1947 自鳴琴まはす指さき二月尽く
    二月尽く(初春)し

1948 机みなぴかぴかにして卒業す
    卒業(仲春)さ

1949 うすら目に朝を知るなり雀の子
    雀の子(晩春)ち

1950 のこのこと知らぬ穴より春の蝿
    春の蝿(三春)し

1951 鉛筆にすべて名前や一年生*
    一年生(晩春)さ

1952 性格のとおりの名前一年生*
    一年生(晩春)ち

1953 整然と並ぶ一列一年生*
    一年生(晩春)し

1954 正確に計る小麦粉二月尽
    二月尽(初春)さ

1955 人力車歩く速さに夕桜
    夕桜(晩春)ち

1956 グラスへと春の欠片を注ぎけり
    春(三春)し

1957 そぎ切りの鶏肉混ぜて蕨飯
    蕨飯(仲春)さ

1958 めしべおしべのささやきて雪柳
    雪柳(仲春)ち

1959 凪の夜の汽笛遥かや春北斗
    春北斗(三春)し

1960 くどくどと説明聞いていかのぼり*
    いかのぼり(三春)さ

1961 掘り出してみればごろごろ潮干狩*
    潮干狩(晩春)ち

1962 仮縫ひの裾をひらひらうららけし*
    うららけし(三春)し

1963 化粧ほんのり桃色に雛祭
    雛祭(仲春)さ

以上です。
いかがでしたでしょうか。

気になる句などありましたら
教えてくださると励みになります😊


さて、最近ですが、
何だか毎日のペースが早く忙しく、
あまり心に余裕がありません。

何かを見ても
何も感じないことが増えてきて
句を詠めず、少し怖いです。

30分10句をやめたことが
関係しているのでしょうか…

それとも、
毎年恒例の春愁でしょうか😔

こんな時は…
春愁の句でも読んでみます。

まあ、そんな日もありますよね。

と思いつつ
マイペースでいようと思います✨

では、また次回のしりとり俳句で。


続きはこちら


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