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しりとり俳句(90)

こんにちは。

まだ多少の寒さがあるものの
春らしくなってきましたね〜

しりとり俳句も
春らしくなってきました。

こちらの続きからどうぞ。

「さち・ちり・しの・しりとり俳句・二年目ルール」
☆順番=ちり→しの→さち
☆下五・下二字、または一字でしりとり
☆下五「かな・けり・にけり・たり・たる・なり・よ」などで終わる場合は、その前の二文字(もしくは一文字)から始める
(季語のあとの、さ=幸、ち=ちり、し=紫乃)

第90回は、2/5~2/11(1880~1899)全20句

1880 ぬつと出す消しゴム借りる春きざす
    春きざす(初春)ち

1881 さすらひのみちのくの道春の風
    春の風(三春)し

1882 風光る改装中の博物館
    風光る(三春)さ

1883 関東をきれいにつつむ春の雪
    春の雪(三春)ち

1884 雪残る園庭の隅たからばこ
    雪残る(仲春)し

1885 運ばるる重版書籍春ぎざす
    春きざす(初春)さ

1886 すんなりと母に捕まる子猫かな
    子猫(初春)ち

1887 猫好きの集ふ茶房や梅の花
    梅の花(初春)し

1888 花椿参道をゆく人の列
    花椿(三春)さ

1889 列の先まだ遠いらし花の兄
    花の兄はなのあに(初春)ち

1890 アニソンをふたりでシャウトして春日
    春日(初春)し

1891 日の当るスカートの上子猫かな
    子猫(初春)さ

1892 寝ころんで君に見せたき春の空
    春の空(三春)ち

1893 空耳の懐かしきこゑ春の風
    春の風(三春)し

1894 風光りセーラー服の真白かな
    風光る(三春)さ

1895 白砂糖まわるコーヒー春の朝
    春の朝(三春)ち

1896 朝市の声高らかや桜魚
    桜魚(初春)し

1897 魚は氷に上りリップは新色に
    魚氷に上る(初春)さ

1898 ぐにぐにとつつかれてゐる風船よ
    風船(三春)ち

1899 先輩の細き足首春コート
    春コート(三春)し


以上です。
いかがでしたでしょうか。

気になる句などありましたら
教えてくださると励みになります😊


さて、最近、俳句を詠む時に
意識していることがあります。

それは「省略」です。

「結局、省略が大事ですよ」
ということを先生から教わりました。

そうですよね!とすぐ影響されて、
意識し始めました。

が、そこは私の脳。

省略を意識して詠むはずが、
気づくとすーぐ忘れて、
勝手に詠んでしまいます💦

もう!どうして?と思いますが、
仕方ないですね。

まずは、とにかく意識から😌✨

忘れては思い出してを繰り返しながら
いつかするっと省略を効かせて
詠めるようになりたいですね。

ゆっくりいきます。

では、また次のしりとり俳句で。


続きはこちら


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