見出し画像

しりとり俳句(87)

こんにちは。

2024年が始まり、もう半月…
信じられません。

しりとり俳句も
晩冬の雰囲気が少し出ていますよ。

こちらの続きからどうぞ。

「さち・ちり・しの・しりとり俳句・二年目ルール」
☆順番=ちり→しの→さち
☆下五・下二字、または一字でしりとり
☆下五「かな・けり・にけり・たり・たる・なり・よ」などで終わる場合は、その前の二文字(もしくは一文字)から始める
(季語のあとの、さ=幸、ち=ちり、し=紫乃)

第87回は、1/15~1/21(1817~1837)全21句

1817 黒ひげのあつさり飛びぬ冬休み
   冬休み(仲冬)ち

1818 すみれ縫ふ糸を選びて日脚伸ぶ
    日脚伸ぶ(晩冬)し

1819 伸ぶる餅箸で押さへてまだ伸びて
    餅(仲冬)さ

1820 手下引き連れて一気に吹雪きけり
    吹雪(晩冬)ち

1821 吹きすさぶ空は鈍色ふゆすみれ
    冬菫(晩冬)し

1822 見ればすぐ分かるセーター着てゐます
    セーター(三冬)さ

1823 マスク取る思ひたるのとちがふ顔
    マスク(三冬)ち

1824 顔ぶれはいつもと同じ雪見酒
    雪見酒(晩冬)し

1825 けん玉の先にすつぽり日脚伸ぶ
    日脚伸ぶ(晩冬)さ

1826 伸ぶる雲ながめてゐたり寒紅梅
    寒紅梅(晩冬)ち

1827 廃駅の古き貼り紙冬景色
    冬景色(三冬)し

1828 敷き詰むる玉砂利の路寒椿
    寒椿(晩冬)さ

1829 歯ぎしりの小さくなりて湯たんぽは
    湯たんぽ(三冬)ち

1830 ぽわぽわと八手の花の白花火
    八手の花(初冬)し

1831 抽斗に青きブローチ冬の月
    冬の月(三冬)さ

1832 月冴ゆるSuicaの音のひとりづつ
    月冴ゆ(三冬)ち

1833 つつがなく終へし引き継ぎ春隣
    春隣(晩冬)し

1834 鳴り響く竹刀の音や寒稽古
    寒稽古(晩冬)さ

1835 行かう行かうと誘はれて雪景色
    雪景色(晩冬)ち

1836 敷石をしづかに隠す六花むつのはな
    六花(晩冬)し

1837 鼻筋の通つた犬や水仙花
    水仙花(晩冬)さ


以上です。
いかがでしたでしょうか。

気になる句などありましたら
教えてくださると励みになります😊


さてさて、もう冬も終盤です。

まだまだ寒さはありますが、
時々あまり寒くない日もあるので、
少しずつ春が近づいていると感じます🥰

もしかすると、結社の季刊誌用に
春の句を考えているから
そう感じるのかもしれませんが…
(冬の句でも良いんですけどね)

だとしても、
こんなに季節に敏感になるなんて
俳句を始めるまで
まったく考えられませんでした。

心が穏やかになるようで
嬉しいことです😌

今年は俳句を詠むこと自体よりも
もっと季節を感じたり、季語を体験したり、
心を磨くことに力を入れたいですね✨


今週も読んでくださった方、
ありがとうございました✨

また次回のしりとり俳句で👋

続きはこちら。


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?