見出し画像

いつもより高いところからの景色は、日頃のウツウツをはらしてくれる。~自分に自信がもてない時は、こうする~

今日は都内でイベントが開催される。以前から楽しみにしていた【文学フリマ東京】だ。

実は私、このような、たくさんの人が集まるイベントが、少し苦手になってしまったかもしれない。でも、イベントは嫌いではないし、どちらかというと好きな方だ。都内で開催されていたアロマテラピー協会主催のイベントも、毎年、できる限り会場に通っていたし、癒し系イベントについては、どちらかというと出店者側だった。私は毎回リフレクソロジーと耳つぼのお店を出店し、そこそこ人気だった。(人気だったんですよ!ホントに!←過去の栄光?!)

コロナ禍を経て、「イベント」という言葉を忘れてしまったのかもしれない。私にとってはどこか遠い存在になってしまった。イベントという言葉を聞いても、心が動かないようになってしまったようだ。
特に今年は、実家の父のことでもあり、あまり積極的に動こうとは思えなかった。私自身、気持ちが沈みがちだったのもあり、周りの人たちが、コロナ禍の縛りから解き放たれていくのをじーっと見ていた感じ。

そんな私も、ついに長い間休めていた羽を羽ばたかせる時がきたのかもしれない。それは、Xのタイムラインに流れてきて、たまたま知ったイベントに行ってみたいな、と心が動いたのだ。ずっと、行動できなかったけれど、ついに「○○してみたい」と直感的に思えたことに自分でも驚いた

私の重たい腰を上げてくれたのは、今日のイベントに行くために「非日常なことをしよう」というミッション。実は、一度は「行く」と決意したけれど、数日前にやっぱりやめようかな?と、弱気な私が顔をひょっこりのぞかせてきたのだ。当日の朝、直前までにやめようかな?という気持ちが消えなかったらやめよう、と思ったのだけれど、行かなかったことを後で後悔したくない。だったら、気持ちを奮い立たせるために、せっかくなら普段あまりやらない、できない、選ばないことをしようと心に決めた。そうすれば、ちょっとは気持ちも晴れるかな?と。そういうことで、イベント会場に向かう当日の朝は、グリーン車を利用することにしたのだ!

いつもこの橋のある風景を見ながら仕事に行っています。
もちろん普段は絶対に写真は撮らない!

通常の運賃にプラス料金で、快適な時間環境と、移動を約束してくれるグリーン車。滅多に利用することはないけれど、以前、出張リフレクソロジーで群馬に行った時に一度だけ利用したことがあるから、乗り方は分かっていた。ホームでサクッと手続きをして、電車を待つ。

グリーン車は、2階建ての部分と、 フラット?普通車と同じ高さのイスが並ぶスペースがあり、今日の私は迷わず2階の席に座るために階段を使った。普段使っている電車に乗り、いつもと違う目線の高さで車窓から流れる景色をじっとみつめながら、せっかくグリーン車に座ったのだから、仕事っぽいことをしよう、とnoteを開いて文章を綴り始めた。

車内は土曜日とあって、家族連れ、夫婦、友人同士でどこかにお出かけをするのだろうという人たちで溢れており、そんな中私は、コーヒーを啜りながらスマートフォンで言葉を紡ぐ。

一気に書き上げて一息ついたところで頭に浮かんだことは、ここ最近の私の低迷っぷり。毎日の仕事や家事でいっぱいいっぱい。スマホでSNSアプリを開くと、タイムラインには、とても素敵な人たちの投稿がたくさん流れていて、それを読んで頑張らなきゃと素直に思うこともあるし、逆に羨ましいと感じることもある。にんげんだもの、やっぱり受け取るものは、ポジティブもあれば、ネガティブもある。それは承知のこと、SNSをやるのであれば。

そうか、低迷していたからイベントにも行こうかどうか迷ってしまったんだ。どうして迷ったの?それは、おそらく自分に自信がもてなかったからだと思う。ここ数日間に感じていた自分にたいする劣等感。自分に自信がもてず、リアルですごい人たち、つまり、本を自分で作り、手売りするような人たちと会うことで、ますます低迷しないだろうか?と、守りに入っていたのかもしれない。

どうしてそんな思考を持つようになってしまったのか。それはきっと、仕事や日常の中にあるストレスが、自分の中で上手く解消できず、もやもやが心の中にたまったのだろう。自分でもよくわかる。家族に対しての言葉遣いや態度がどうしても「いやな奴」になってしまうのだ。昨日も危うく一触即発みたいな雰囲気に察知したことも(苦笑)

そういう時は、普段やらないようなことをやってみたらいいのかもしれない。例えば、普段使う路線でも、いつも降りるその先の駅で降りてみたり、グリーン車を使ってみたり。行かないような場所に行くだけでも、なんかスッキリする。高いところから景色を眺めるのも良さそう。モヤモヤが晴れて、気分が爽快。私って取り扱いが難しそうで、実は簡単なヤツだったんだなぁ~なんて改めて思いながら、電車を降りた。軽い足取りを感じながらホームに降り立った後は、走り去る電車をその場で見送り、前を向いて歩き始めた。

モノレールに乗り換えてから見えた、レインボーブリッジ。

文学フリマで出会った作品たちの話は、また改めて。
やっぱり、行ってよかった。素敵な出会いがたくさんありました。

いただいたサポートは、インプットのための書籍代や、アウトプットなど、有効に使わせていただきます。