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【かたつむり飼育記】プロローグ①マイマイとの出会い

我が家に最初のかたつむりがやってきたのは、2022年6月。
殻の中に収まったまんまるい状態で、私の前に姿を現しました。

大根を冷蔵庫から出した時、シンクで洗おうとしたそのタイミングで、カラーンと音を立てて、水が入っていないホーローの洗い桶の中に落ちた、かたつむり。

えっ、何?
何が落ちてきたの?

その状況をよく分からないまま洗い桶の中を探してみたら、何と、そこには小さなかたつむりが。

小指の爪よりももっと小さい殻を背負ったかたつむり。
生まれて初めて見た、そのサイズ感。

殻、割れてなくてよかった!
だけど、動く予感すらしないその子。
ずっと冷蔵庫の中にいた、ということを考えると、正直生きてるのか死んでるのかも分からない状態。

とにかく、大根洗い終わるまで、すぐ近くに置いておこう!
そう思い、私のすぐそば……シンクのすぐ近くに殻を置いたまま、キッチンでの家事を続けていました。

野菜をカットするのに夢中になっていた私、かたつむりを保護したことをすっかり忘れてしまった頃……時間にして、だいたい10分とか15分くらい経っていたでしょうか。私の視界で何やら動くものが。

そう、さっきの子は、ちゃんと生きていました。思わず『あっ‼️』と大きな声を出して驚いちゃいましたよ(笑)

透明感あふれる殻とボディー

私がこれまでに見たことがないボディー。
殻も体も白っぽく、まだ1センチくらいしかない体。
どう見ても、赤ちゃんか子供のかたつむり。
殻を背負い、力強く前へ進む姿を見て、私は『この子をお世話したい!』と思ったのです。

こんな小さな子を自然界にかえしてしまったら……
例えば、すぐに何かに狙われて食べられちゃうかもしれない。
誰か(人)に踏まれて命を落とすかもしれない。
外の世界は、この子にとってリスクしかない……

そう考えると、この子をこのまま外の世界に放つなんてできなかった。
うちで飼おう。責任を持って最後までお世話しよう。

何かに使えるかもしれないと残しておいた、透明のプラスチックの空き容器があったので、これをこの子のおうちにすることにしました。大根の葉を入れて、ラップで蓋をしてから、爪楊枝でプチプチと小さな穴を開けました。

こうして、我が家の一員になったかたつむり。
マイマイという名前をつけました。
危うく(?)でんでん、になるところでした(笑)
マイマイ、マイマイ。かわいい😆

小松菜、大好き♪

あれから1年7か月。
今年の6月12日に「うちの子歴」満2年を迎えます。
もちろん元気です。

さすがに、殻の見た目がこの頃とはだいぶ変わりましたが。
私がマイマイの名前を呼んで手を振ると、目をにょーんと伸ばして反応してくれます(笑)←親○カ発言すみません(笑)

かたつむりの平均寿命を考えたら、うちに来た時の年齢にもよりますが、とっくのとうに旅立っていてもおかしくない年齢です、多分。もしかしたら、この子は「ご長寿かたつむり」なのかもしれません。

マイマイが我が家にやってきたタイミングで、さらに増えていくことになるとは、この時はまだ私も思っていませんでした。

*続く*

小松菜食べた跡が、ハート♥️


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