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ネット時代の作品流通

北原功士先生が、X(旧Twitter)にこんなポストをされていました。もともとは漫画家だったのですが、現在は怪奇系の挿絵画家として、活動されています。

僕のマンガは自分ではそこそこ面白いと思うのですが編集様方のお眼鏡には適わなかったようなので漫画業界をあとにする事に決めました!それで良かったと思っています!

https://x.com/Kitahara_kou/status/1777065408509751682

やや好き嫌いは分かれる作風ですが、もったいないなと思っていたら。昔の作品が発掘され、これが300万インプレッションを超えるバズに。

10代の頃にエロ漫画誌に描いた漫画掘り出された・・・死にたい!

https://x.com/Kitahara_kou/status/1777009887798849710

そして、こんな事態に。

僕のマンガデビュー作にして大失敗作の『怪奇ショック!トモコちゃん』に続き反省を生かして描いたトモコちゃんシリーズ第2弾『オナニー』を40年の時を経て皆さんが褒めてくださる!
当時は何を描いても一部の漫画家の方々しか褒めてくれず読者や編集者には蛆虫のような扱いをされましたが報われます!

https://x.com/Kitahara_kou/status/1777040047696662665

さらに、こんな事になって。

まさか10代の頃に描いた『オナニー』がSNSでバズるとは思いもしませんでした!皆さんありがとう!嬉しいです!
僕の漫画家時代の代表作は不条理不思議ホラー『足音』かなあと思っていましたがもう『オナニー』でいいです!

https://x.com/Kitahara_kou/status/1777204636673601589

そして、pixivのファンボックスにも、動きが。

トモコちゃんが今見てもかわいいと多くの人が褒めてくれて泣きそう!
当時はもっとアニメっぽく描けとか目の両端の線を消せとかアドバイスしてくれた漫画家や編集者の人もいたり・・・同業者の多くには古いとか黒すぎる絵だのとせせら笑われていました!彼らは今ではどっかいっちゃいましたけど!

https://x.com/Kitahara_kou/status/1777238101556973780

この2日間でトモコちゃんをきっかけに現段階で4000人以上新たなフォロワーさんが来てくださっていますが・・・僕は怪奇画報とかゾンビ映画のポスターとかの人ですが大丈夫なのでしょうか!
それはさておきトモコちゃん登場の『オナニー』の閲覧数が掲載誌の発行部数の100倍以上というのがすごいです!

https://x.com/Kitahara_kou/status/1777595595571577175

発行部数の1000倍以上の閲覧でした!無論お金を支払って読む事と無料で読めるインターネッツの違いはあれど創作物の流通について考えさせるものがありますね!

https://x.com/Kitahara_kou/status/1777599368180232585

もともと、狭くても深く刺さるタイプの作家さんですから。
Twitterやnoteでは何度か書いていますが、作品の最終的な評価をするのは、読者です。

そして今は、出版社や編集部を通さず、作品を直接読者に届けられる時代です。SNSは、編集者や編集部や出版社というガーディアンには離れた人間の、新たな作品流通ルートになりうるかと。

ただそのためには、パソコンでの本作りデスクトップ・パブリッシング(DTP)の習得は必須。
自分でDTPを学んでも良いでしょうし、家族や友人知人に頼んでもいいでしょう。あるいは、編プロに委託しても、本が作れます。作家も、旧来の流通方法に固執せず、いろんな手法を学ぶべきでしょうね。

InDesign 使い方の基本【初心者向け】

インデザイン(Adobe InDesign)とは「ページもの」と呼ばれるような冊子やカタログなどの複数ページの印刷物のレイアウトを手がける際には欠かせないDTPソフトウェアのことです。

Illustrator・Photoshopと並んで「DTPの三種の神器」として多くのデザイナーやDTP制作者に愛用されています。

ここではインデザインの特徴と基本的な使い方について、初心者の方がイメージしにくい部分も含めて解説します。

https://www.vanfu.co.jp/column/design-software/in-design_basics.html

そして、帆風(バンフー)のトレーニングスクールがこちら。

北原先生に、新たな道が開くと良いですね。


以下は諸々、個人的なお知らせです。読み飛ばしていただいても構いません。

筆者の小説(電子書籍版)でございます。お買い上げいただければうれしゅうございます。

文章読本……っぽいものです。POD版もあります。

筆者がカバーデザイン(装幀)を担当した、叶精作先生の画集です。POD版もあります。
投げ銭も、お気に入りましたらどうぞ。

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