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ちょっと面白い中国語の話 虹には性別がある

中国語で虹のことを虹蜺(hóng ní)といいます。
実は虹には主虹と副虹の2本があり、中国語では主虹を雄の龍、副虹を雌の龍になぞらえて虹蜺と呼びます。


一般的には、虹は中国語で彩虹(cǎi hóng)といいますが、虹蜺(hóng ní)という呼び方もあります。(または虹霓、発音は同じ)
日本語では虹霓(こうげい)と書きます。あまり使われない言葉ですね。

珍しい現象ですが、まれに虹が2本見えることがあります。
虹の上側にもう1本かかっていて、外側の虹は内側と色の並びが反対になっています。
この現象はダブルレインボーと呼ばれ、虹はただでさえ幸運の象徴ですが、さらなる幸運を表すとされています。

ダブルレインボー

出典:https://zukan.com/rainbow/internal11361

中国語では虹を2匹の龍になぞらえ、内側の主虹を雄(虹)、外側の副虹を雌(蜺)として虹蜺(hóng ní)と表現します。
2匹の龍が並んで現れたら、いかにも縁起が良さそうですね。

虫へんがついていますが、中国語の「虫」の意味は幅広く、日本語の虫以外にもヘビなどの爬虫類や貝類なども含んでいます。
龍も「虫」の一種としているため、虫へんがついているのです。

ダブルレインボーはとてもレアな現象で、観察できる時間も短いそうです。
もし見つけたら、2匹のドラゴンが仲良く並んでいる姿を想像してみてくださいね。

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