見出し画像

サトル・ボディ

この意味する所は「精妙な体」ということ
です。

仏教用語でいうところの「微細身」
を訳語に用いますが、仏教のそれは、
覚者に現れる特殊能力のひとつですので、
誤解を避けるため、
「サトル・ボディ」とします。

私の言い方にすると「上位体の自分」
ということになるでしょうか。

神智学の考え方に沿って、概要のみ
俯瞰します。

概要のみ、というのは、「○○体」
と階層分けしていますが、実際は
肉体から連綿と重なって繫がっており、
いくつの体があるのか、

他の考え方における何に相当するのか、
(「魂魄」はどれとどれか、
「荒御霊・幸御魂・和御霊」は何に
比定されるか)など、人によって違い、
一定した見解がないからです。

神智学協会の中でも、上下のアストラル体
を好んで分けて語る人がいたり、
チャクラと関連付けたいがために
7つの体があると言う人がいたりと、
まだまだ研究の余地があります。
※おそらくヒンドゥー教の考え方では、
チャクラに対応し、7つあるとされて
いるのかもしれません。

波動の粗い順(下の体)から言うと、
「肉体」「エーテル体」「アストラル体」「コーザル体」「メンタル体」となります。
※我々が普段「自分」として認識している
のは、主に肉体です。

この上位体の分け方は、

C.W.レッドビーターとアニー・ベサント
らが体系化した考えであり、「リンガ・
シャリーラ」(輪廻転生)といった
ヒンドゥー教的考えを排除するために
採用されたものです。

尚、同じ神智学でも後に袂を分かち、
「人智学協会」を設立するルドルフ・シュタイナーとは、上位体の呼称が違っていることも付記しておきます。

さて「肉体」は説明の必要がないでしょう。

エーテル体以上の体を稿を分けて順を追って説明していきたいと思います。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?