スパイダーマン・ファーフロムホームの感想(ネタバレあり)

スパイダーマン、上映終了間近になんとか見てきました。映画館には私と小学六年生くらいの少年の二人だけでした。その年で独り映画とはやるなぁ、と思いました。

さて、映画の感想です。
個人的には、まぁまぁって感じでした。
面白いけどめちゃくちゃ面白い!って程ではない感じ。エンドゲームは流石に越えれませんでした。

まずは良かったとこから。

今回のスパイダーマンはエンドゲーム後の世界が舞台。指パッチンで消された人たちが復活した世界です。指パッチン組と生き残った組とでは5年の差があり、「復活すると弟の方か年上になってた」というような現象が起きていました。
今後この状況を活かして、新キャラと思っていたら5年経って成長したあのキャラだった!とかありそうだなぁー、と思いました。

ストーリーとしては、
トニー亡き今、「ヒーロー」としての生き方をとるか、「親愛なる隣人」としての生き方を続けるかで悩みつつMJとの恋愛を頑張る!
って感じ。

映画の随所に
・トニーという存在が亡くなって世界中が悲しんでいる様子
・ピーターが見せるトニーの面影

がみられました。
映画はスパイダーマンですが、アイアンマンであるトニーの存在が如何に大きなものであったかもよく伝わってくる作品だなぁと思いました。アイアンマンファンの私としてはそこが凄く嬉しかったです。

今回の敵キャラは予告を見る限りでは「エレメンタルズ」でした。しかし、実際は多くの方の予想通り「ミステリオ」が敵キャラでした。
ここはさすがMARVELといったとこだなと思いました。また、ミステリオも技術の力で相手に幻覚を見せて戦うという斬新な設定でとても良かったです。

ミステリオはその最期の時にピーターに
「人は見たものを信じる」
というメッセージを残します。
このメッセージと最期のエンドクレジットの映像からは、どこか社会風刺的な要素も感じることができました。

じゃあ、次はうーんって思った点。

ストーリーに集中出来なかったということです。
ただ、これはしょうがないのかなぁという風にも思います。
今回の映画はミステリオの見せる幻覚が多く描かれます。戦いの最中に場面が次々と変わっていくのです。
それはまさにドクターストレンジの最初でストレンジがエンシェントワンに吹っ飛ばされた時のよう。

映像は迫力があり最高でした。
ただ、そのせいでストーリーに頭がついていけませんでした。(これはドクターストレンジでも同じことが言える。。。笑)
なので、ストーリーについてしっかり理解できないまま終わってしまいました。

また、今回は観客を騙す仕掛けが盛りだくさんでした。ミステリオ然りニック然り。なので、「あの時感じた不自然さってもしかしてそういうこと!?」と思うも見返せなくて心に残るモヤモヤ。笑

一回観ただけじゃスッキリできない映画って感じでした

ということで、総評としては
ファンサービスが多く映像も迫力満点で面白いけれどスッキリしないで終わる。何度か観るときっともっと面白いだろう。
って感じでした。