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団地暮らしの雑記帳

優月おちか44歳
私の住む団地は家賃9600円
家賃が安いので住民の民度は正直期待していなかったが実際のところ今まで住んだ場所の中でもかなり上位の住み心地の良さである。
古いけど綺麗に使われてメンテナンスされているし何より静かで落ち着いた生活ができる。
昔住んでいた家賃27000円のコーポなんちゃらは毎日2階から喧嘩や罵倒の声が聞こえパトカーが来たり住んでいるお年寄りもクセがありすぎて辛かった。家賃6万近くする二階建ての一階に住んでいた時も2階の住民はちょっと変わった人でテレビの映り具合が悪いとすぐにお宅のテレビはどうかと尋ねに来ていた。テレビがないのでわかりません、と言うとテレビがない家なんて信じられない…とヨロヨロしながら戻っていく。

そういえばテレビのない生活はもう10年以上になります。ラジオとネットで時事ネタを拾います。
海外ニュース聴くと各国の首相が何してるかわかるので面白いです。

静かなのは仕事で昼間はほとんどいないから昼間の様子をあまり知らないだけかもしれないけど、時折用事で帰宅した際や朝も静かなのでみんな穏やかに生活しているのだと思う。

近所のお宅からパンやケーキを焼く美味しそうな香りが漂ってくる
きっとおいしい飲み物も用意してゆっくりとそれらを楽しんでいるにちがいない
生活上級者だね

私もそうでありたい
団地に引越してから家電は扇風機と最近買った洗濯機のみ。それでもそこまで不自由ではなく、むしろ不便を楽しみながら本当に必要な物だけを増やしていく快感がある。
洗濯機は娘がまだ夜粗相をするのでどうしても必要だった。4.1キロの小さな小さな洗濯機だけど2人暮らしなら丁度いい。冷蔵庫はなく、夏は小型のクーラーボックスに氷を入れて冷たいお水を飲んだ。

飲食は基本的には団地ではしない。
自身が経営する店で食事してから帰宅する。

お金に余裕もないし持ち物も少ないけど今までが家賃払えなくて賃貸の家を出て店に寝泊まりする酷い生活だったからお風呂があって寝転んで足を伸ばせて仕事と切り離せる家があるだけで幸せに感じる。

そんなおちかの生活を記録していこうと思います

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