遅れてきたビート・ガール、と言うには少しポップス寄りすぎるでしょうか。名古屋のマイナーレーベルであるメッカレコード・パック、通称「メッカ」から発売されたの名作です。

曲のほうはR&Bの匂いもさせつつ、バッキングは低音も利いて非常に重厚。マイナーレーベルとは思えないほどしっかりとした演奏になっています。歌唱もいい感じのカマトトっぷりで、歌詞も純情な女の子が男に飽きられてしまって「そんなのってないでしょう」と訴えかける至って正しい内容になっております。

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メッカをマイナーとご紹介しましたが、地方発のレーベルにしては一時期は大変景気が良かったようで、「メッカポータブルステレオ８」なるステレオコンポ（8トラ？）を発売していたこともあるようです。ハードウェアにまで手を出すとは、思った以上に大きく成長したのかもしれません。レコードとしては、ほかにフジタクこと藤本卓也が曲を書いた「えんじさやか」なども注目に値しますが、いかんせん情報が少なく…。

しかし「水木ナナ」とは、ちょっとセンスを感じる名前ですね。すんごい画数少ないし。ちなみに、もちろん声優の水樹奈々さんとは無関係です。