わたしの祈り/小山ルミ(視聴リンクあり)
1968年発売のデビューシングル「はじめてのデート」B面に収録。
A面がキューティーポップに分類されるであろうフレンチテイストの甘くて乙女チックでライトタッチな楽曲であるのに対し、こちらは重厚なR&B歌謡。印象的なピアノ、ギター、サックスのフレーズから始まる濃厚グルーヴは黒さすら感じさせます。
歌詞も、恋しか知らなかった少女が別れの予感を知るまでの成長を歌ったどちらかというと暗い世界観ですが、小山のどこか危なっかしくコケティッシュな歌唱が絶妙なバランスを取って悲壮感を軽減しているのではないでしょうか。
和モノDJから歌謡曲ファンまで幅広く魅了する小山ルミの魅力は、なんといってもこのコケティッシュさにあると思います。アイルランド&日本のハーフだからでしょうか?カタコト歌謡と同じような魅力と感じなくもないです。
しかしジャケットでこちらに振り向いてニッコリ笑う小山ルミ、この時若干15才。う~ん、既にバタ臭いシッカリ顔!
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