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東京オリンピックDAY9―園田隆二のその後

パラリンピック中止論が出ている。どこから出ているのか知らないが、馬鹿な話だ。障碍者はのけ者か。ふざけんじゃねえ。

政府がパラリンピック中止を唱えようものなら、私はペンの力でパラリンピック継続を唱える。健常者はOK障碍者はNGという理屈はおかしい。

さて、毎日書いているものの手ごたえがない。しかしこの手ごたえのなさがまた良い。不用意なことを書こうものなら、反対意見を書き込まれたのがかつてのFC2ブログなり忍者ブログなりだったが、私の言いたいことを一方的に言えてしまうのは気持ちいいとともにちょっと怖い。

何はともあれ今日も思う所を。

柔道(のちに相撲)

女子は阿武敦子以来の金メダルで、その阿武が解説だった。名字が園田になっており、柔道で園田といえばロンドン五輪時の女子監督の園田隆二が思い浮かぶ。

園田は暴言・暴力が明るみになり、それでも代表監督にしがみつこうとする(全柔連側では山下奉裕がかばっていた。私の山下への評価も地に堕ちた。)という見苦しい状況だったことを記憶しているけれども、現在は何をしているのかといったらパーク24の女子の監督になっていた。企業の意向、また全柔連から何らかの働きかけがあったのかはわからないが、理解に苦しむ

スポーツの嫌いなところは、そのスポーツ・狭い世界の中でしか生きることができない人間を生んでしまうことである。園田も柔道の世界でしか生きることができないのだろう。

男子は100kgで金メダル。シドニーの井上康生以来だから、長い年月が経った。100kgで負ける→100kg超級で敵を討つという流れをアテネ・北京で演じたものの、ロンドン・リオはあまり記憶にない。

100kgで勝てない原因は何かというと、100kgに体重をコントロールするのが、難しいとみた。強引に100kg以内に収めようとすると本来の力が発揮できない選手が数多くいるのだろうか。

最近のコンタクトスポーツを見ていると、日本人は太りすぎだ。栄養の知識やトレーニング方法の普及・進化があって、体を大きくすることが簡単になった。しかし、なんでもかんでも大型化すればいいものではない。体重が増えると膝がやられる。動きが鈍くなる。体力が減る。それなのに、体重を増やして圧力をかけようとする選手が増えてきたように思う。柔道では100kg超級の選手が多く、相撲では170kgを越える体重の力士が多い。名指しすれば、貴景勝は明らかに太りすぎだ。もっと体重を減らせば白星が増えると思うのだが。

村上茉愛の進化

5年前のリオデジャネイロも見ていた。個人種目別の後のコメントで泣きながら何か言っていたけれども、今日はハキハキとしゃべっていて、自信がみなぎっていたように思う。世界選手権での優勝など実績が伴ってきたこともあるのだろう。

肘の痛みについて触れたうえでそれをはねのける演技をしたことについては、地元開催効果だろう。やはり自分の言葉で取材対応する選手は見ていて清々しい。そしてそれを引き出すのは聞き手・マスメディア次第ということでもあろうか。

演技そのものは、全く見ていなかった。きっと床でシリバスを成功させた上に跳馬、段違い平行棒で得点を重ねたのだろう。4年後のパリは、加齢とケガとの戦いになるかもしれないが、シリバス以上の、I難度の床の技があるかわからないが見てみたくなる。

バドミントン

前十字靭帯断裂をしてもなぜか試合ができる廣田に夢と希望を持ったものの、中国のペアの前に負けた。3セット目はネットにも阻まれた。ああいう試合展開になると、点差がどんどん広がっていってしまう。当たり前のことではあるが、1ポイントの失点は1ポイントの得点と比べて2ポイント損している。

誹謗中傷のレベルが低い

選手が誹謗中傷で心を痛めているという。私のnoteも読んでいる人によっては不快に思うかもしれないが、選手個人を貶める気はない。

ただ、水谷が言っていたように「〇ね」といったような表現は、あまりにも言い回しが下手だ。ちゃんと競技を見たうえで何か言うのが筋だろう。ちょうど、体操の村上もコメントしていた記事を読んだが、どういう流れで目に入るのか気になる。選手に五輪の中止や棄権を求める声があるようだ。選手に言っても仕方ない問題だ。あまりにもレベルが低い。そういう、五輪の中止を求める声は居住選挙区選出の国会議員に陳情するのが一番筋が通ったやり方だと思う。

しかし国民それぞれにおかれては何か不満が溜まっているはずだ。私はその不満を溜めこめと諫めるつもりはない。

せめて「ここ10年でいっぱい税金使ってるんだからせめて結果出せよ」ぐらいは選手に言ってもよいと思う。特に2013年の東京五輪開催決定以来、東京を中心に大々的に予算を組んで迎えているのだから、選手にも中途半端な気持ちで競技に取り組まれても困るのである。国民はそのぐらいは言ってもよいと思うが、そこまで思いを巡らせることができる人間がいないのも残念なところだ。

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