演劇による学び

長野県松本市の小学校で県の「演劇による学び」のモデル事業としてワークショップが開催されました。

地元紙「市民タイムス」ではなんと一面

その他、MGプレス、信濃毎日新聞でもカラーで取り上げられました。

そもそも演劇による学びってなに?

セリフしゃべって動くの?何を学ぶの??と、?がいっぱいかもしれない。「演劇」と聞くと派手な衣装をきてセリフをしゃべる。大雑把にいうとそんなイメージかもしれない。私も保育園でやったブレーメンの音楽隊とか、小学校で観た「ピーターパン」が一番古い演劇の記憶です。

演劇はツール

今回の演劇による学びはあくまでも演劇は「ツール」として使います。演劇を学ぶ訳ではなく演劇を使って色々な事に「気づく」学び。作品を作るためにみんなで考える。作品をみる人にどんな作品か伝える。そのために色々言ってみる、やってみる。当たり前なようで日常で自分の意見を言う、考えた事をやるって機会が意外とない。言うときに「これいったらなんて言われるかな」とか「反対されたらどうしよう」なんて考えたりしちゃう。特に私はそんな傾向が今もあります。演劇のために、と言う所で言ってもやっても大丈夫。そんな場になります。

共感

今回のワークでは、講師が座って本を読んでいる所にそれぞれが考えたシチュエーションを使ってなんとか椅子からたたせようとします。講師はシチュエーションを知らないのでグループが考えた「◯◯を言ったら、◯◯になったら立つだろう」と言うことが通じないこともしばしば。日常生活だってそうですよね。自分の考え方や生活は他の人とは違う事もある。そして最後に言っていた「立たせると考えると対決にとらえられるけど、一番動くのは共感した時」これを聞いたとき耳がいたかった。私もできていないなあ。

これから

多様性。最近よく聞く言葉です。私達の時代と考え方もやり方も変わってきている。そんな時代にこのワークショップがとてもいいんだなあ。と改めて思いました。また松本市の学校で開催できるように動いていきます。

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