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シング・フォー・ライル

概要

公開日:2023年3月24日
上映時間:106分
監督:ウィル・スペック、ジョジュ・ゴードン
原作:バーナード・ウェーバー
脚本:ウィル・デイビス
音楽:マシュー・マージソン
楽曲:ベンジ・パッセク、ジャスティン・ポール
キャスト:ショーン・メンデス、ハビエル・バルデム、コンスタンス・ウー、ウィンズロウ・フェグリー、スクート・マクネイリー、ブレット・ゲルマン
声優:大泉洋、石丸幹二、水樹奈々、宮岸泰成、関智一、吉野貴宏

ストーリー

ニューヨークでショーマンの
ヘクター(ハビエル・バルデム)は
古びた奇妙なペットショップに入る。
そこで魅惑の歌声を耳にし奥に入ると
そこにいたのは1匹のワニ。
ヘクターを相棒にしようと
ライル(ショーン・メンデス)と名前を付け、
歌の練習をしていく。
いざ本番!
しかしライルは舞台の上に立つと
歌うことが出来なかった。
ステージ恐怖症だったのだ。
ショーは大失敗。
ヘクターはライルのもとを去り、
ライルは屋根裏部屋にひっそりと暮らしていた。
長い月日が経ったある日、
一人の少年と家族がライルの住む家に
引っ越してくることに。
その少年ジョシュ(ウィンズロウ・フェグリー)も
ライルと同じ心に深い孤独を感じていた。
ジョシュを前にまた歌い始めるライル。
次第に歌を通して心を通じ合わせていく2人。
ライルは舞台で歌うことが出来るのか。
ジョシュは心を開くことが出来るのか。
1人と1匹の家族愛のお話。

感想

まず一言。歌がすごく良い。曲も歌声も。
内容に興味がなくても
曲を聴くために見てほしいそんな映画。
最初はライルがかわいそう、
ヘクターひどすぎる!って思った。
お金儲けの事しか考えていないヘクターだけど、
ライルへの愛は持っていたのかなと
最後には思えた。

ジョシュと出会ったライルは
人の内側に秘めた思いや闇を
一瞬で見抜いて歌にのせて溶かしていく
そんな力があると思った。

ニューヨークは怖いところと思い込むジョシュ。
そんなことない、楽しいところ、
と教えてくれたライル。
初めての体験をたくさんして楽しい人生の
送り方を知る事が出来たんだと感じた。

子どもの為と本当に好きな物に蓋をして
一生懸命子育てをするお母さん。
そんなに気張らなくてもいいんだよと
歌で自然に伝えるライル。
元々好きだった食べ物、体に悪いとされる
ファストフードをジョシュと食べている時の
表情は幸せそうだった。
そんな母と過ごすジョシュも
心を許している感じがした。

何ににも自信がなく母の言いなりの教師の父。
ニューヨークの生徒は元気すぎるぐらい元気で
初めは圧倒されていた。
しかしライルにレスリングをやっていた時の
闘争心を思い出すきっかけをもらい、
そこから自分に自信が持てる様になったと
感じた。

ライルは歌を通じて一人一人と通じ合い、
孤独な気持ちを払拭していくそんな映画。
みんなが前向きになり、
絆の深い家族を手に入れる事が出来て
幸せになれたかな?と思いました。


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