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「エモい」とはなんだろう

「エモい」という言葉がいつのまにか市民権を得たのはいつぐらいだったか。「エモい」という言葉はよく見かける様になったし、その意味も広くなっているという。ウィキペディアで調べてみたところページを発見した。

エモいは、英語の「emotional」を由来とした、「感情が動かされた状態」[1]、「感情が高まって強く訴えかける心の動き」[2]などを意味する日本語の形容詞。感情が揺さぶられたときや、気持ちをストレートに表現できないとき[1]、「うまく説明できないけど、良い」とき[3]などに用いられる。

と書いてあった。おいwiki3番目の用例こら!
でも、「うまく表現できないけどいい」ってやつはなんじゃそらと思いつつわかるって感じ。というか「エモい」という褒め言葉は「言葉にできないけどなんかいい」だったのか。なんなんそれ…すごくいいじゃん。エモいの定義は人それぞれみたいな懐の大きい言葉だった。
ちなみに個人的な「エモい」は、「懐かしさで爆発しそう」「切なさで坂道自転車で駆け下りたくなる」みたいな気持ちを指している。

気になったのでTwitterでも見てみると、Twitterがリリースされたのは2006年(日本版は2008年)で、2007年頃には「エモい」はつぶやかれていた。そして、そのつぶやき内容は何か事象に対して「エモい」というのではなくて、音楽についてエモいと言っているつぶやきが多かった。自分自身も「エモい」というと音楽についての言葉という認識が強い。というのも、2005年前後のインディーズの音楽シーンでは、エモーショナルロックやメロコアといった切ないメロディの音楽が流行っていて、そうした音楽のことを「エモい」と称賛していた。
その近辺の強烈な記憶のおかげで私の中でのエモい日本のバンドと言ったらHOLSTEIN(激エモいよね)、Hawaiian6(soulsエモいよね)、ELLEGARDEN(高架線が好き)というイメージのまま、ここまで来てしまったし現在のシーンは全く知らない。当時はこのバンドらがエモいという音楽シーンで生きてたので、バンド名の列挙だけで泣きそう。今ライブに行く機会あっても前に行く気力はなくて後ろの方で地蔵だし、そもそもアニソンとかしか聴かなくなってしまったんだけど何故こうなったんだろうな……。めっちゃ話脱線したけど、エモは想像してたより長く定着しつつある言葉みたいだ。でも、私は2005年より以前のエモについては全く知らないので、実はもっと古いのかもしれない。教えてエモい人。

そして先日姉と、「大江千里はエモかったのでは?」という話から「大エモ千里」という言葉が生まれたので機会があったら使ってみてください。

……そうなんですよね。実はこの文章、恐ろしいことにすべてこの「大エモ千里」と言いたいためだけに書かれた文章だったのです……。つくづく自分は「エモい文章」が書けないんだなぁと思った。

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