私の過去の苦しみは、今苦しむ人を少しは助けられるものであってほしい…

今日の記事は、今の流れとすこしずれるかもしれません…。実は驚きとともに、とても嬉しかったことがありました。
めもり様より、note記事の中で私の過去記事をご紹介いただきました。
本当に、本当にありがとうございます
😭

こちら、めもりさんの記事です。↓↓↓



ちなみに、ご紹介いただいた私の記事はこちらです。

私はこの記事、かなり恥をしのんで書きました。
就職活動で全敗した…のでもなく、そのまえの勝負に立てなかった自分を根性なしだと責めて生きて来たし、すごく贅沢な病気のきっかけに思えて恥ずかしかったからです。


めもりさんが「ご自分と同じ経験をした人間(私)がいた」ということで、ご自分の経験を書いてくださりつつ、私のnoteもご紹介してくださり…。めもりさんの記事を読みながら、自分の中の何かがまた一つ癒された気持ちになりました。


私は大学時代の就職活動で、エントリーシートの長所短所を書くことができずに、
(長所が何もないことに絶望し、短所は絶望的で「こんな奴と誰も働きたくないだろう」みたいなものしか思い浮かばず)
そこがキッカケになって心身の調子を壊して、動けなくなりました。

私は既にとっくに壊れていても不思議でない状態で、なんとか止まらず生きて来ました。動けなくなった時には「とうとう、こうなっちゃったか…」と思ったのも事実です。

トラウマ治療を進めるときに、臨床心理士の先生にこの話をしたことがありました。
そのときに心理士は「同じことを言うクライアントさんが他にもいる」と話してくれました。こんな恥ずかしい話を記事にしたのは、この言葉がどこか頭にあったからです。

(余談ですが、臨床経験豊富な専門家にみてもらうということは、心理士のふとした言葉で、
「ここで躓いたのは、私だけではなかったのだ」と知るきっかけになる
ことがあります。
昔の誰かの苦しみや回復が、私の「誰も分かってれない」という気持ちを慰めてくれることがありました。だから自分が治療を受けることは、未来の誰かの回復の糧になることでもあるんですよね。
もちろんクライアントの秘密が守られる範囲でというのは大前提ですが)


そして今回めもりさんのご経験を知ることで、
「この話は、私やめもりさんがかつて苦しんだというだけの話ではないのかもしれない」
と気付かされました。

苦しんでいる学生さん、どうして自分がそんなことで躓いているのかも理解できずに、ただただ自分を責めて、恥ずかしくて誰にも相談できないと言う若い子たちが、今もいるのかもしれないなと…。

私には何もできないけど、
「あなただけではないし、あなたのせいでもない」
と言うことはネットを通して伝えたいと思うし、この子たちが若いうちに治療につながることができればなと願ってしまいます。
もちろん親の保護下にあったり、金銭面のハードルが高かったりと課題は多いですが…。

ただ30歳手前でトラウマ治療を始めた身としては、ある程度時間の融通のきく学生時代に、あのときの治療を受けることができていたら、私の人生、何かが変わっていたのではないかという気持ちはあります。
(ただあの頃の日本では、EMDRだの自我状態療法だの受けられなかったかもしれないけれど…)

もちろんね、資格を取るような専門学校に通っていたり、バイトでそれどころじゃなかったひお、メチャクチャ忙しい学生さんも多いよね。
私は暇だったというより、動けなかったんだ…たぶん就活が始まる前から調子は崩していたんだと思う。


私の想像力の至らないところはあると思いますが、個人的には各大学の学生へのメンタルヘルスのなかに、トラウマ治療もあったら良いのになと思います。
親元を離れることで「感じる余白」が生まれ、それに悩まされた私のような例もありますからね…。

※その時の記事は、こちらです。

今の状況は分かりかねますが、私の大学は、自死が他大学よりも多いところでした。常駐していた精神科の先生が授業のなかで話していたことがあります。

みんなすごく努力をしてきたはずで、それなのに毎年、死を選ぶ人がいるということ…。
(人数の少ない大学でした)
あの努力を経ても、自分を支える自信を育てられなかった、何かを抱えた(もしかしたら私のように)子もいたんじゃないかと思うのです。

私が(贅沢な願いながら)学生のメンタルヘルスにトラウマ治療を入れてほしいと考えてしまうのは、そうした背景があります。


私が苦しんだことは、過去にも苦しんだ人がいることであり、今も苦しんでいる人がいるのかもしれない…。
だから私のような子が、私がつまずいた立場にいるのだとしたら…そんなことを考えさせられました。

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