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幼馴染の君

昔、同じ歳の幼馴染の女の子がいた。
7歳で転校した私は
近所に住むその子と割とすぐ気が合い、仲良くなるのは早かった。

しっかりしており
割とドライだが、面白い事が大好きな子だった。

7歳〜15歳まで毎日通学を共にしていた。  

中学に入り互いに別な友人関係や部活も違ったが、自然と毎朝一緒に登校し、帰りは他の友人と帰らない日は自然にクラスを行き来し、一緒に下校していた。

その子とはよく小学生時代、お馬鹿な事を沢山していた。

・二人で秘密基地を見つける
・私が文章を書き、彼女が絵を描いた恋愛本を作成(先輩。。私じゃ駄目ですか?的な初恋&青春モノ)

・ちびまる子ちゃんの漫画のアフレコをして録音したり
・人を襲う野良猫探しに出かけたり

・魔女の宅急便に二人で憧れ、デッキブラシ持参で公園に集合し、ある程度飛べる高さからホウキに乗りジャンプする。。他。。

転校してきて最初寂しかった私には、彼女の存在がとても大きかった。

ずっと友達でいてくれ、時に冷めた視点でアドバイスしてくれたりする彼女といるのは気楽だった。
彼女が大人なのか、殆ど喧嘩も無かった。
恋の話はお互いした事が無かったが、それ以外の話題が尽きない関係だった。

中3の冬
自宅から見える彼女の部屋の電気は、受験シーズンはいつも煌々と光り、私も頑張ろうと思えた。
(互いにふと、見ていたかもしれない。。)

高校は別々になり
その後互いに友人関係も変わり、彼も出来たり何となく会う事が無くなった。

私は数年前に実家の場所も変わりどうしてるか互いにもう分からない。

知人から結婚したと聞き、きっとどこかで幸せに暮らしているのだろう。

幼馴染よ、幸せに。
時々昔を思い出して笑ってる🌸

黄金の小麦畑を見たあの帰り道
オーストラリアに行く約束、したね。


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