子供の頃の通学路
昔の話だが
4キロ近い田舎道を小学6年間徒歩通学していた。
雨の日は合羽、雪や台風は時々送迎してもらったり休校や短縮に。
中学時代は自転車になり更に遠くなった。
通学路は
頻繁に車が通過する道路に面していたり
草木が沢山生い茂る細い道だったり
牛舎があったり
山が目の前に見えたりして、お店は多分ほとんど無かった。(買い食いが出来ないじゃないかー。。)
しかし
大勢の子供達がそんな日常を当たり前に受け入れ通学していた。
文句やわがまま言う子は殆どいなく、稀にいても置いていかれた。
時折学校に届く「変な人目撃情報」と野良犬は非常に怖かったが、殆どの大人達と子供が連携取れており平和に過ぎた。
そこで学んだ事は
遊びは幾らでも自分達で作れる。
もちろん友達と作る方が盛り上がる。
歩きながら木苺摘み、服にくっつけて遊べる実探し、栗拾い、影踏み、雲の形が何に見えるか言い合い笑う
この場所にあのお店があったら。。など想像しあう、しりとり、あやとり、変な歌作曲、かけっこ他。
スマホもゲームも使わず、ひたすら歩きながら遊びを考えた。
今
同じ通学路を歩く児童達を見る機会があると
物騒な時代になった為か、沢山の年配のボランティアの方々が結構密に子供達と歩きながら下校している。
子供の親にとっては本当に有り難いし、子供も安心出来る。
でも申し訳無いが何か少しもやもやするのだ。
子供の作る子供だけの世界が昔は当たり前にあったから。子供は子供。大人は大人。
帰りながら秘密基地に寄ったり、栗拾いに少し林に入ったり。。野良犬がついてきてパンあげたり。。
今は下校時にも沢山の大人が目を光らせ
駄目だよ〜とすぐ止められるだろう。
少しだけ寂しい。
でも今の時代危ないよね。
全てに大人が関わらなければならない。
時代が変わる中、大人と通学路を歩く子供達にはそれが当たり前になり、大人から学ぶ事も沢山あるんだろうな。
でも子供だけの自由な世界は楽しかったな。
難しい時代だ。
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