暗闇の中から光を見ると眩しくて眩しくて
明るい場所が羨ましくて

そちらに行こうとするのだけれど
はじめの一歩が踏み出せない

ずっとここに居るのは嫌なんだけれど
光を浴びて
新しい空氣を纏って
サラサラした自分になりたいと

そんな夢ばかりみている

どこから始めればいいのかと
周りをみて真似してみようと思うけど

はじめの一歩が重くって
慣れない足は上がらない

苦しいかな
苦しくはないかな

そんなふうに我慢できるくらいだから
そのままにしてしまう

でも
我慢には我慢のおつりがついてくるよ

次の我慢のおつりにも
また我慢の上乗せがやってきて
ずっと我慢を続けないといけなくなるよ

そうだった
知っていたのに分かってなかった

我慢の上乗せはもうやめよう

明るい場所を探すんだ
そのための一歩を踏み出したら

心も溶けて水になる
サラサラ流れて心地がいいな
光の元に流れていける

この暗闇の時間の中から
踏み出す一歩の力は
無限に拡がっていく温かな繋がり

光の元には誰がが待っている
キラキラと輝く瞳で待ってくれていた誰かが

「ようこそ！」と迎えてくれる

「ようこそ！」

新しい私
新しいあなた

サラサラ流れて「いらっしゃい」

暗闇の中から光の元へ
お引越しが済んだら
元氣をもらって挨拶しよう

「初めまして
サラサラ流れて辿り着きました
よろしくお願いいたします」

いつの間にか
自分の周りの暗闇は消えて

青い空と白い風に
サラサラ流れて
サラサラ流されて

そうしてここから

新しい自分が始まる