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ヤマドリ横断 探鳥会レポート<Tダム湖、O用水池編>2/3話 2023年11月

 先日、ゆる支部の平日探鳥会に参加してきました。
 探鳥場所は最初にTダム湖、車で移動してO用水池です。

 道ばたにヤマドリのオスがいました。
 ヤマドリはにんげんに気付いていなかったので、みんなで観察することができました。

 ヤマドリはエサを探すような様子で茂みの奥に行ってしまいました。

 参加者のひとりが和歌をそらんじはじめました。
 「やまどりの尾の~?」

 「ん?あしびきの?」
 「それだ」

 「あしびきの~」
 「やまどりの尾の~しだりおの~」
 「ながながし夜を~」
 「ひとりかも寝ん~」

 周辺にいたみんなで和歌を詠みました。

 ゆる支部の人たち、風流だったんだなぁ。

 先頭が立ち止まりました。
 先ほど茂みに消えたヤマドリが出てきて、道路を横断し、崖の上へ飛び乗りました。

 二度目の登場のおかげで顔の写真が撮れました。

ヤマドリ

 土手にある倒木の上で、お正月の羽根つきに使う羽根みたいなのが暴れていました。

 それは一応、鳥に見えたので「なにかいる」と周囲の人に教えました。

 羽根はバタバタしていたのですが、ポーンとどこかに飛び去りました。

 「あれってミソだよね?」
 「えっ、ミソサザイ?」

 私は羽根が飛び去った方向に近寄り
 「ミソチー?」

 呼びかけてみましたが、ミソサザイは戻ってきてくれませんでした。

 ダム湖の奥にある入り江に着きましたが、残念ながら何もいませんでした。
 遠くの浮き島にアオサギとカワウが見えたくらいでした。

羽根を広げているのがカワウ

 元来た道を戻る探鳥会ご一行です。

 帰り道、ベニマシコというピンクの鳥が藪の中をちょろちょろしていました。
 双眼鏡では見えるのですが、細い枝がありすぎてカメラではとらえられませんでした。

 惜しい。

 最初に水鳥を見た高台まで戻りました。
 「鳥合わせをはじめます」

 鳥合わせとは探鳥会で見た鳥を照らし合わせる作業です。

 「カンムリカイツブリ」
 「ハジロカイツブリ」
 「ミミカイツブリ」

 私がぼけっとしている間、役員さんは湖の水鳥を一生懸命見分けていたみたいでした。

 役員さんの「他にいますか」という呼びかけに
 「ヤマドリ!」
 「ミソサザイ!」
 追加の名前があがりました。

 ここでいったん探鳥会は終了しました。

 希望者する人はO用水池へ車で移動しました。

3につづく。


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