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夏の京都 〜北野天満宮〜

関西の夏は暑い
大阪も暑いけど 京都はもっと暑い
昔から夏の京都はそんな印象でした

大阪の実家の帰省とセットの京都滞在
今回は阪急電車×ミッフィーとのコラボ『ミッフィー号』なる車両に遭遇
あらま、かわいらしい

車内にもミッフィーや仲間たちが


ほんのつかの間だけど せっかくの京都
どこか寄れるところはないかしら

バスの行き先にあった北野天満宮まで行ってみよう
京都は何度となく訪れていますが、北野天満宮は初めてでした
北野天満宮といえば、春の梅の花や 秋の紅葉がとても有名です


わたくし、神社好きなんです
深い意味や理由があるわけではなく
落ち着くというか、安らぐというか
ただのなんとなくなのですけれど

鳥居に七夕飾り


北野天満宮は 平安時代中期の947年に創建されました
全国に約12,000社あるという天満宮、天神社の総本社

“学問の神様”  “芸能の神様”として知られる 菅原道真公がご祭神として祀られています
実在した人物が神として祀られるのは 道真公がはじめてでした

845年 菅原道真公は学者の家に生まれ、幼い頃から学業に励みます
わずか5歳で和歌を詠み、11歳で漢詩をつくるという稀有な才能に 神童として注目されました

成人してからは一流の学者、文人、そして政治家としても卓越した手腕で活躍
若くして異例の出世を重ねます
さらに寛大で誠実な人柄から “天神さま” と仰ぎ慕われました
しかし、のちに藤原時平などの策謀によって、901年に京都から福岡県 太宰府に左遷され、903年に同地にて亡くなりました
御墓所は天満宮の総本宮である 現在の太宰府天満宮です

江戸時代に入り 全国に寺子屋が普及すると、その教室には“天神さま”が祀られるようになり、道真公は “学問の神” として尊崇されるようになりました

今でも学業成就や武芸上達のため 広く篤く信仰されています

8月上旬は恒例の七夕祭
参道や境内にも たくさんの七夕飾りがありました

七夕は7月7日ですね
北野天満宮では 今も旧暦の七夕に合わせて、
毎年8月7日を祭礼日とし、お盆のころまで神事が行われているそうです
期間中、夜にはライトアップもされるのだそう

彦星のゆきあひをまつ
かささぎの渡せる橋をわれにかさなむ

菅原道真公

〜 彦星と織姫を逢わせるためにカササギが翼を並べて天の川を渡る橋を作ったという
その橋をわたしにも貸してほしい
その橋を渡って わたしも妻に逢いにゆきたい 〜

道真公が 願いをこめて詠んだ七夕の歌です


北野天満宮では、七夕の神事を『 御手洗祭みたらしさい 』と呼び、古くから大切な行事とされてきました

御朱印は数種類ありますが、この時期は限定で七夕の和歌の入ったものもいただけるそうです

いただいてきました

お正月と紅葉シーズンにも
期間限定の御朱印があるそう


境内のあちらこちらには “神の使い” とされる牛の像が鎮座しています
十数体あるそうですが、大きさや色、お顔もさまざまなので、行かれた時にはぜひ注目してみてください

これらの牛は『なで牛』といって、なでなでするとご利益があるそうで…

こちらの黒い牛さんをなでなで
受験生ではないのですけど


夏休みって 受験生やそのご家族にとっては、ある意味大事な 勝負の時ですよね
努力と願いが実りますように


こちらでは、毎月25日の縁日をはじめ、さまざまな年中行事が行われています
機会があれば是非お参りに行かれてみてください

七夕飾りと蝉の声…
夏の北野天満宮も趣があってとっても良かったです
梅の季節や 美しい紅葉の頃にも訪れてみたいです




帰りは京都駅から新幹線
駅のおみやげやさんも充実していて楽しいです
京雑貨やお菓子、お茶やお漬物など とても賑やか

言わずと知れた 京銘菓、生八ツ橋の “おたべ”ですが
その ミニミニサイズの “こたべ” をご存知ですか?
かわいい小箱に 小さなおたべが 5こ入っています

ちょこっとおみや


パッケージのデザインが季節ごとに変わります
お味も数種類あって、どれもとってもかわいくて
自分用にも買いたくなっちゃう

9月になると秋バージョンが登場します


あとは、満月の阿闍梨餅あじゃりもち
(週末は売り切れてることも… そんな時は駅直結の伊勢丹の地下でも購入可 ダッシュ)

東日本ではもう買えないスナックのカールもおまけに買っとこ
案外 盛り上がったり喜ばれたりします(ちょっとかさばりますけれど…)

京都は魅力的なものがたくさんあって とても悩みますね
おすすめの京都おみやがあったら、ぜひぜひ教えてください

さて、暑さもピークを過ぎたようですが
お体にはお気をつけてお過ごしください

それではどうぞ よい一日を、よい一週間を




#87.     『 残暑 』

⭐︎ベランダの溝に動かぬ蝉の腹 ゆうべ聞こえし羽音の残暑

⭐︎したためた残暑見舞いを手に取りて出した切手を箱へと戻し

        ー ちる ー


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