『恋多き女アルマ 芸術界のファム・ファタール』(2001)
BRIDE OF THE WIND
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イギリスドイツオーストラリア：100分
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監督
ブルース・ベレスフォード
脚本
マリリン・レヴィ
出演者
サラ・ウィンター
ジョナサン・プライス
ヴァンサン・ペレーズ
アウグスト・シュメールツァー
サイモン ・ヴァーホーヴェン

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作曲家のグスタフ・マーラー、建築家のヴァルター・グロピウス、画家のオスカー・ココシュカ、詩人で作家のフランツ・ヴェルフェル。
アルマがこれほど、豊かな才能を持った男たちと情愛を重ねたのは、彼女自身も作家で能力を持った女性だったからに他ならなく、けして奔放なだけの気質ではなかったたからだと感じます。
見る人に寄っては気分の良いものではないでしょうが、彼女を嫌いにはなれないのが私にも似た様なところがあると認めざるをえないからで、やはり、才能豊か、能力を持つ人に私も惹かれがちではあります。
アルマは根っからの芸術家だったのでしょう。その男性の性格的な部分より能力を見ていたのではないでしょうか。
作中からするに、過去の男達の作品を側に置き続けるという行為は、作品を集めるコレクターそのものではありませんか。男ではなく、心躍らせる作品に魅了され芸術に生きた女性だったのでしょう。
芸術はいいですね。古典音楽はやっぱりいいものです。彼女の書いた歌曲も掘ってみたいですね。
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しかし、この邦題の残念たるや。うわべではない彼女の本質がもう少し伺えるタイトルにしてほしいものです。
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