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原作ファンが見る、映画『そして、バトンは渡された』

初日、劇場でみてきました。
さすが、渋谷のTOHOシネマ、たくさんの人が足を運んでおり、やはり、期待の新作だったのではないかなあと。

『そして、バトンは渡された』

第16回本屋大賞を受賞した瀬尾まいこの同名ベストセラー小説を、永野芽郁、田中圭、石原さとみの共演で映画化。血のつながらない親の間をリレーされ、これまで4回も名字が変わった優子。現在は料理上手な義理の父・森宮さんと2人で暮らす彼女は、将来のことや友だちのことなど様々な悩みを抱えながら、卒業式にピアノで演奏する「旅立ちの日に」を猛特訓する日々を送っていた。一方、夫を何度も変えながら自由奔放に生きる梨花は、泣き虫な娘みぃたんに精いっぱいの愛情を注いでいたが、ある日突然、娘を残して姿を消してしまう。主人公・優子を永野、血のつながらない父・森宮さんを田中、魔性の女・梨花を石原がそれぞれ演じる。監督は「こんな夜更けにバナナかよ 愛しき実話」の前田哲。
こちらより引用

「瀬尾まいこ」さん原作の『そして、バトンは渡された』が本屋大賞一位をとり、待望の映画化。

自分は原作からのファンであり、瀬尾まいこさんが超絶に大好き。
本自体、5回以上読んでいる。
そんな自分目線で感想をネタバレなしに書いてみようと思います!

森宮さんと優子ちゃん

映画化の話になったとき、森宮さんが田中圭さん、優子ちゃんに永野芽郁さんが起用されることを知り、ものすごくリアルに会話のキャッチボールが感じられました。そんな自分の期待を超えて、本当の森宮さんとゆうこちゃんが映画の中にはいて、びっくり。

とにかくゆうこちゃんは可愛くて、森宮さんの表情なき愛情はそのものすぎた。きゅん。

森宮さんのメガネってなんかいいんだよねえ。

原作と映画の違い

え!そこそんだけ??ってなる部分も否めず、原作ファンにとって割愛された部分はちょっぴり悲しく、淡々と物語が進んでいくことが多かったです。

瀬尾さん節が効いた、「先生」「友達」「近所の大家さん」「恋人」のような主人公を囲む周りの人間たちの特徴はあまり映画では描かれていませんでした。
だからこそ、淡々と物語が進んでいくことにちょっぴり悲しくなったりも。

先生ってもっといい人なのに!
とか
友達とそんな浅はかな関係性しかないわけではないのに!
とか
大家さんの20万と優子ちゃんの優しさは何処へ!

と、突っ込みたくなる部分はとても多かったです。

ただ、原作とは違った結末を迎えます。
本当に衝撃だったし、この結末を瀬尾さんは本当に受け入れたの??
と思ってしまうような結末。

ぜひ劇場で見てみてください。笑

梨花さんのお洋服と優子ちゃんのお洋服

映画の見どころの一つだと思う、梨花さんのお洋服。
一つ一つ派手で可愛くて、それ相応に似合う石原さとみはやっぱりすげえって思ったけれど、梨花さんに会えた気分になりました。
白に黒の水玉のワンピースは予告でも出てきたけれど、原色で鮮やかなワンピースや、二人揃ったパジャマはやっぱり可愛い。

だからこそ、優子ちゃんの洋服も可愛かったし、見惚れてしまう、、、

どんな荒技でも優子ちゃんのために一生懸命になってしまう梨花さんのかわいらしさと優しさと愛にやられてしまいました、、!

終わりに

やっぱり、映画は小説とは違うことを理解しているし、映画だからこそ描けた『そして、バトンは渡された』がそこにはあって。
とっても泣いたしとっても笑った、映画になりました。

今年一かなとも思う、この作品。

みなさんも是非劇場でご覧ください!


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