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#ありがとうnote酒場 その1.「うたかたnoter」がちょっとだけ自信を得たこと

昨日の #note酒場
これまで仲良くさせていただいていた方とたくさん出会えたことはもちろんのこと、新たな出会いや歓びにふれることができた、とても幸せな1日でした。


さて、1本目は中休み企画の話....。

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更新履歴:
①SlideShareとのリンク不具合を解消しました。
②若干加筆・修正を加えました。
①&②....2019.10.07 

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#note酒場 の中休み企画、 #noteの中心でnote愛を叫ぶ で僭越ながらおしゃべりをさせていただいた。

他の錚々たる登壇者の方のお話と比べると、まるでド素人の独り言みたいな内容になってしまっていたと個人的には反省しきりなのだが、登壇のおかげかフォロワーさんが一瞬にして20名ほど増え、夜の部ではたくさんの方とお話させていただくきっかけになりえた。
坂口さんはじめ、企画していただいた皆さん、ありがとうございました!)

(illyさんの真似をして、僕もこっそりスライドをシェアしておきます。「プレゼン聞きたかった!」と言ってくださる方も結構いらっしゃったので。)

つい漏れてしまった「ホンネ」

真ん中辺りの順番だったので、先に何人かのお話を聞けた。
その中で、どの方も「noteで執筆し始めたきっかけ」みたいな話を自己紹介に織り込まれていたので僕もその話をしてみようと思った。

その際に、思わず本音をぶちまけてしまったことがあった。

僕いま、ワケあって留年しているんです。
だから、大学時代一緒に過ごした同期や高校の同級生の多くは、みんな就職して全国に散らばっちゃって。
その時どこかで一人ぼっちになっちゃったな、寂しいなって思ったんです。
だから、今までとは違う新しい世界に入りたいなって、そう思ったこともあってnoteのアカウントを取得しました。

原稿無しで(おい)今回のプレゼンに挑んでいたので、正確な文字起こしでないと思うが、だいたいこんな感じのことを言ったと思う。

普段、親にさえも本音をさらけ出すことが少ない自分が、まさか大多数の人が(現実での)初対面な状況でこんなことをポロッと言ってしまうとは思っても見なかった。

あの場に流れていた空気や、noteというコミュニティ自体の優しい雰囲気に大いに甘えさせてもらえたんだろうな、と思った。

これ、紛れもなく僕自身の内なる欲望が全部出てしまっている。
新年度が始まって1月ほどは、引越し準備やら何やらで引き続き松山にいた。
今まで当たり前のように遊びに繰り出していた友人は皆定職について、思いつきで遊びに行けるほどの時間的余裕もなくなっていたし、かと言って授業をとっているわけでもなかったので、『なんだかすごく中途半端な身分になったなぁ』と鬱になりかけた。

同じ地域、同じアパートに住んでいるはずなのに、なんだか違う街にほっぽり出されたような心地がしていた。

そんな中で、パソコンデスクを売り飛ばしてがらんどうになりかけた部屋の片隅で、みかん箱ひっくり返してラップトップを置いて書いたのがこれ。

(アカウント作ったのは確かに5月1日なんだけど、つらつら書いては消し、を繰り返していたらいつの間にか2日になってたんだなぁ....笑)

もともと僕のnoteとの付き合い方は、会員登録せずにスキをつけるような、いわば幽霊読者みたいな感じだった。

そこから実際に投稿しようと思うに至ったいきさつは、概ねこの投稿に現れていると思う。

純粋にあたらしい「つながる」を渇望していた、という自分でも気づくことのなかった本音を除いては。


生きてりゃ誰しも "クリエイター"

そんな経緯があるから、普段noteに投稿しながらも、心のどこかで「自分はクリエイターではない」という後ろめたさにも似た感情を持っていた。

そんなモヤモヤを晴らしてくれるかのように、属性もバックグランドも違う、様々なnoterさん達がプレゼンしてくださった。
(余談ですが、ああ行った形式のプレゼン回しを「ライトニングトーク(LT)」って呼ぶんですね。初めて知りました。)

のっけからフルスロットルで持論を展開された池松さん
noteをきっかけに得た「フッ軽さ」を披露してくださったすーさん
「帯」の火付け役、illyさん
#noハン会 主宰者のひとり、あゆみさん
個人的にnoteでのスタンスに共通点を感じたSaeさん
noteを通じて「社会とのつながり」を見出した新井さん
noteから派生した非公式サークルを立ち上げたじょんじょんさん
note酒場の存在をあとから知ったが故に中休み企画のみの参加という異色の登壇者、ともたけさん
公式ピッカーの立場から、我々にエールを送ってくださったうさこさん
「開眼」と表現できるほど、ハッとさせられる言葉をくださった徳力さん

この中休み企画については、いち早く "noteの中の人"、もりもとあいさんが素晴らしくまとめてくださった記事が投稿されていますので、そちらもぜひ。

全体を通じて僕自身が感じたのは、「クリエイター」という言葉がもたらす既成概念に囚われていることの勿体なさだった。

「クリエイター」で国語辞典を引くと、
1 造物主。
2 創造的な仕事をしている人。創造者。創作家。

と、なんだかものすごく崇高な仕事や作品を世に出さなければならないようなイメージを与える。(し、大多数の日本人はこの言葉を聞くと実際にそういう印象を抱くんだろうと思う)

英和辞典を引いてもだいたい同じ。
創造者とか、創作者、考案者、造物主、
(私は神だ。ハ~ッハッハ~ってか)

ただ、noteにおけるクリエイターの定義は違う、というのは徳力さんの言。

ご自身を「ブロガー」だと定義されている徳力さんは、ブログを「コピーロボット(僕はちゃんと元ネタ理解してましたよ!!)」「名刺代わりになるもの」として、自分を広げてくれる存在だと仰っていた。

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結果的に某ブログ大国のインフルエンサー積極主義に負けてしまい、徳力さんが思い描いていた「誰でも持てる」ブログは叶わなかった訳で。

ところが、このnoteはどちらかといえば個人が集う街のような場所。

この画像にも写り込んでいるように、発表者のスライドを映し出すスクリーンの下には、ピースオブケイク社のミッションが掲げられていた。

だれもが、創作をはじめ、続けられるようにする

平たく言えば、生きてりゃ誰しもがクリエイターになり得る、という意味だと(僕は)解釈した。

そんなことを思いながら、僕はふと中学時代の恩師の言葉を思い出した。

本当に英語が上手くなりたかったら英和辞典を使うな。英英辞典を使え

あとからオックスフォード英英辞典で"Creator"を引くと、

NOUN
1 A person or thing that brings something into existence.

‘James Bond's creator Ian Fleming’
‘water—the creator of climate and weather’

1.1 (the Creator) Used as a name for God.

....やっぱりかよ。

ではなく、1を訳すと『何かを生み出す人またはモノ』と定義されているだけで、「生み出す"何か"」の規模や、他者ないし社会に与える影響の大きさを示す具体的なものさしはどこにもない。

この原義に忠実になれば、別に100万回再生を叩き出すYouTuberや何万部も本を売るベストセラー作家でなくても、ぐるぐるの曲線だけで絵を描いて「パパだ」と胸を張るちびっ子も、美味しい煮物を作るばーちゃんも、いいねもつかないようなしょうもないツイートをする大学生も、「何かを生み出」しているんだから、みーんな立派な「クリエイター」だと言うことができるのだろう。

同時に、自分は――単に英語にはない新しいことばを生み出すだけでなく――単語が持つ本来の意味を曲げてしまう、日本独特の「外来語文化」がもたらす負の側面にとらわれてしまったのだろうな、と。

新たな出会いや、様々なnoterさんの活動に直に触れただけでなく、自分の中でのクリエイター意識に革命を起こしていただけただけでも、このイベントに参加した大きな意味を僕に与えてくれたと思う。

最後に、 "noteプロデューサー"徳力さん個人のミッションとして掲げられていたのがこれ。

画像2

だれもがnoteを持ってるのが普通の未来にする

先日、noteのアクティブユーザーが2000万人を突破したというアナウンスがありましたが、実際に会員登録して活動しているのは150万人ほど。

ある意味で、僕たちnoteユーザーが活動し続けることで達成をお手伝いできるミッションなのかなぁと思いながら聞いていました。

ありがとう、note酒場。


今日はこの辺で。

――日本橋のスターバックスにて――

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