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ドラクエウォークの転職で考える「自分のキャリアを掛け算してレアな人材になる」ということ

普段スマホでゲームはしないのに、ポケモンGOには全く関心を持たなかったのに、ドラゴンクエストならば、子どもの頃にドラゴンクエスト2 , 3 , 4 をやった世代としては、ドラクエウォーク(以下DQウォーク)をやらないわけにはいけない。

そして程々にハマった自分は、4キャラ全員でLv50×Lv50を達成し、今日開放された上級職に無事に転職をすることができ、引き続きDQウォークを楽しんでいます(つまりこの記事を書き始めたのは1月28日)。

どうでも良いことだが、「ゆうていみやおうきむこうほりいゆうじとりやまあきらぺ ぺぺぺ....」、今でも復活の呪文は唱えることができます。

ドラクエの転職

ドラゴンクエスト(以下ドラクエ)の転職は、文字通り職業を変更する(ジョブチェン)をすることができるわけですが、作品によって転職条件であったり、転職後のステータスなどに差異があります。ドラクエ3と、DQウォークで比較をしてみると

ドラクエ3

・レベル20以上になると転職ができる
・転職しても呪文や特技は覚えたまま
・転職するとレベルが1になり、ステータスは元のステータスの半分になる
・賢者に転職するには「さとりのしょ」が必要
・遊び人は「さとりのしょ」なしで賢者に転職することができる

それに対してDQウォーク

・冒険ランク12になると転職ができる
・レベルはいくつでも転職ができる
・はじめての職業に転職するとレベルが1になり、そのレベル相当のスキル
・既に就いたことのある職業に転職すると、以前その職種だったレベルから続けられる
・レベル20,50に到達すると「永続」のステータスアップ効果を得る事ができる。これは他の職業に変更しても残り続ける

という感じです。ドラクエ3の転職って年齢が40代くらいになって、転職を何回か繰り返した身からするともの凄く深いんですよねー

・レベル20以上になると転職ができる
 → 石の上にも三年、今いる場でまずは結果を出せ
  (今となっては古い考え方)

・転職するとレベルが1になる、転職しても呪文や特技は覚えたまま
 → 転職(会社が変わる)すると環境は一からの再構築が必要だけれども、
  これまでに培ってきた能力はそのまま活かせる

・遊び人は「さとりのしょ」なしで賢者に転職することができる
 → うわーこいつ突拍子もねえことするなぁ、空気読まねえなー、
  という人が化けて新しいことをなし得たりする

・レベル20位で転職を繰り返してしまうと小技は増えるけれど、終盤で役に立たない
 → 中途半端なキャリアチェンジをしていると、歳を取ってから困る

ちなみにこのドラクエ3が世に出たのは1988年と今から32年前、「レベル20にならないと転職できない」というのはある意味、その当時らしい考え方なのかもしれません。

そしてドラクエ3から32年後に出たDQウォークの転職は、ルールが変更となっているのは前述の通り。

・レベルはいくつでも転職ができる
 → 石の上にも三年、なんて考え方は古い!

まえ振りが長くなってしまいました。

本題で、自分がここ最近意識していることとして

3つのキャリアを掛け算して、希少性の高い人材を目指そう
自分の力を必要としてくれる、活かせるところに移動してみよう

ということがあります。

3つのキャリアを掛け算して希少性の高い人材を目指そう

この言葉はリクルート出身で、東京都における義務教育初の民間人校長として杉並区立和田中学校に赴任された藤原和博さんが話されている言葉です。詳細はGoogleで「藤原和博 掛け算 レア」とかで検索するとたくさん出てくるので、初めて聞いた!という方はぜひ調べてみてください。

要点を切り出してみると
・10年先のキャリアを考えたらレアな人材になって付加価値を高めよう
・まずいまの仕事で100分の1の人材になろう
・どんな人もある分野について1万時間練習すればその道のマスターになれる
・1万時間は、1日8時間、年間200日働いたとして約6年
・2つの分野で1/100の人材は、1/100 × 1/100 =1万分の1の希少性を持つ
・3つの分野で1/100の人材は、100万分の1の希少性を持つ

1つの分野で1万分の1の人材になろうとすると、9999人に勝たなければいけないし(勝つというより秀でないといけない)、100万分の1の人材になるとするには999,999人に勝たなければいけない。そしてそのための努力は、とても1万時間では足りないことになります。

1つの仕事(キャリア)だけで100万分の1の希少性を確保する力がある人はそれでいいけれど、もはやプロスポーツの選手、下手したらオリンピックのメダリストクラスかもしれません。

自分は現在は営業職ですが、周りにバケモノみたいなレアキャラ営業が何人もいるんですよね。自分のレベルが35くらいだとするとレベル60くらいなんじゃないかという方々が。DQウォークに限らずRPGをやった人はわかると思いますが、レベルが高くなるにつれてレベルを上げるために必要な経験値がうなぎのぼりに必要となり、なかなかレベルが上がらないという。

ここで1つの分野(営業職)でレベル50,60を目指すのも一つのやり方ですが、もう1つの分野との掛け算でキャリアを考えるのもの一つのやり方です。

改めて自分に置き換えてみると、今は営業職(通算15年位)ですが、その前はエンジニア職(通算10年位)で、その時の経験を営業に活かしていますので既に2つの分野を掛け合わせている状況です。とすると今が停滞期とすると必然的にもう1つ、3つ目の分野にチャレンジをするのが良いんだろうな、と思ったりするわけです。

DQウォークの転職って、キャリアの掛け算で希少性の高い人材(上級職)になろうを教えてくれているのかもしれません(強引な結論)。

自分の力を必要としてくれる、活かせるところに移動してみよう

さて、3つ目の分野に踏み出すときに何を選んだらよいのか、どこを選んだら良いのかが重要だと思います。近い分野だとすぐに適応しやすいですが、広がりが少なくなってしまいます(π型人材という言葉でも表現されます)。

一歩を踏み出すのは大変、ならばあまり考えすぎにないようにしよう。そこで最近実行しようと考えているのが「自分の力を必要としてくれる、活かせるところに移動してみよう」ということ。きっかけは

周りの人たちがすごすぎて自分はダメな方だと思っていたが、転職したらすごいね!と言われた。所属するコミュニティを変えると、スキルが高い価値を持つ好例。

という記事をたまたま目にしたから。ビジネスの基本として「違う場所に持っていく」というのがあると思います。アメリカで流行ったものを日本に持ってきて流行らせる(買わせる)、東京で流行ったものを地方に持っていき流行らせる、みたいな。

これってキャリアにも当てはまるんでしょうね。これまでと違う環境(コミュニティ)に移ることで自分は何も変わっていないけれど周りが高い価値で評価してくれる(買ってくれる)。

人の承認欲求って大事なんですね。

自分は何も変わっていないということは気をつけなければいけませんが(その分野のレベルは上がったわけではない)、移ったことで、新たな環境になったことで、異なる分野のキャリアが身につく(レベルアップする)可能性があると思うわけです。

DQウォークの転職はパラレルキャリアなのでは

最後に小話を一つ。DQウォークの転職で気になったのが

・既に就いたことのある職業に転職すると、以前その職種だったレベルから続けられる

という点。自分を例にするとエンジニア職を10年していたとしても、営業職としての15年間はエンジニア職としては15年間のブランクに該当します。つまりレベルダウン、いやレベル1からの再スタートが理にかなっている気がします。ドラクエ3の考え方で良いんじゃねぇかと。

なんでDQウォークの転職は、以前その職種だったレベルから続けられるのか...

ふと思ったのはDQウォークの転職は、転職(ジョブチェン)ではなく、パラレルキャリアをしている人が、その職場(パーティ)で自分の役割を果たすための姿と考えると腑に落ちる。同時並行な状態を表現しているならレベルダウンはないわけだし。パーティも3つ登録しておけて、転職をツドしなくても、やりたいことがすぐにできるし。

終話

ふうDQウォークの上級職が出てから思い立って書き始めたけれど、なんとか3日目で書き終えることができた。拙い文章なので適時加筆修正しようと思います。

おまけ

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