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書籍紹介「電子工作マガジン WINTER2020」(電波新聞社刊)

今回も電波新聞社より年4回刊行されている「電子工作マガジン」を皆様にご紹介いたします(2020秋号の記事はこちら)。

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この雑誌、名前こそ「電子工作」と銘打たれていますが、プログラミングの情報も満載で、電子工作をやらない人にもオススメです。
かつてパソコンユーザーのバイブル的な雑誌だった「マイコンBASICマガジン」(通称「ベーマガ」)が本誌のコーナーという形で復活しています。
ちなみに今回も別冊付録ではなく本誌組み込みのスタイル。「併行して別冊の刊行も進めていきます」とのことなので、期待していましょう。

このnoteでは当方が2020冬号の中で特に注目した記事を紹介します。

(紹介の関係上、書籍の一部をキャプチャーして掲載しておりますが、あくまでも記事理解を助ける範囲に留めるよう配慮しております。もし関係者の方よりご指摘をいただいた際には、速やかに該当部分を削除させていただきますので、何卒ご了承のほどよろしくお願いいたします)

1.最新DSP FM/AMラジオの製作

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「電子工作マガジン」を毎号買っている私ですが、実は電子工作はほとんど手を出したことがありません。
中学校時代の技術の授業で基盤をハンダの海に沈めてしまい、成績が付かず高校に行けなかったかも知れなかったくらい、私はこの手の作業が苦手なのです(参考リンク「IchigoJamと私の出会い 」)。

そんな私が今回はじめて独力での電子工作に挑戦するかも知れません。
それはこの記事にあるaitendoの新版DSPラジオキットを見つけたため。

あれ?「電子工作マガジン」に載ってる値段の半額以下になってるぞこれ?
まぁでも安いにこしたこたぁないさ、うん!

学生の頃からラジオっ子でしてね。思いついたらすぐ番組に投稿するためにハガキを持ち歩いていたくらい、ラジオは私の青春でした。

そんな私にとって「自分のラジオを作る」って夢だったのですよ。まぁでも前述したような有り様でしたので、所詮夢は夢なんだと思っていました。

娘が中学の技術の授業でラジオを作って持ち帰ってくるのを見るまでは。

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すげぇ…ちゃんと仕上がってて音も鳴る…。
これを娘が仕上げてきた…だとッ!?

娘に出来て、この私に…エレクトロニクス産業に従事してはやン十年の父に作れないわけがあるかアァァァァァーッッ!!!

というわけで、やりますこれ。サイトには「詳細マニュアルがついていないので掲載情報だけで作成できる方にお勧め」とあるけど、そのための我らが電子工作マガジン様。これさえあれば私にもきっとできるっ!!

記事によれば「なかなか高感度」とのこと。それならば、東京の隣の山梨県にあるFM富士という放送局の電波くらい、赤子の首をひねるくらい楽勝で受信できるでしょう。待っていてねミスサンシャイン💛評価は来年の私のnoteでレポートします。
(掲載されなかった場合、残念ながら基盤がハンダの海の底に沈んだのだと思ってクダサイ…)


2.「プチコン3号 Smile BASIC」の初歩の初歩 迷路を作ろう

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この「プチコン3号 Smile BASIC」っていうのはニンテンドー3DS用のBASICプログラミングパッケージ。私はプチコン自体は持っていないのですが、これまでにも紹介して来たラズベリーパイで動くSmileBASIC「Pi STARTER」でこれにチャレンジしてみたいと思いnoteに紹介しました。

どちらもSmile BASICという言語であることには変わらないので、3DS特有のこと(2画面使わせるとかタッチペンで操作させるなど)をしてなければ移植は容易じゃないかなぁと。操作系はラズパイの場合PCのキーになるから、そのあたりは書き換えなきゃいけないかな。

それにしても「棒倒し法」なんてもんがあるの知らなかったわ。ゲームプログラミングの世界では知られた手法なのかな?このあたりに興味をひかれたので、迷路を自動生成するアルゴリズムが分かったら満足してしまうかも。まぁ、無理ない程度にやってみたいと思います。


3.IchigoJam webでネットを活用!

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いつもながらくりひろし先生の漫画は分かりやすいです。今回のIchigoJamに関する記事は「IchigoJam web」というインターネット上のサービスを使うので、IchigoJam本体は不要。これはさっそく試してみました。

まず上記のサイトに飛んだら、[I/O]→ □ MixJuice の順にチェック。

あとは漫画に描かれているリストを打ち込むとこんな画面になるわけ。

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MixJuiceっていうのはIchigoJam本体をインターネットに接続させるためのオプションなのですが、 それをWebで体験できるって話です。

「ちなみにメニューで2を選ぶと楽しいものが見れるわよ」と20歳で時間が凍結しているつぐ美ちゃんが言っているので選んでみるとこうなりました。

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のどかでええ世界やなぁ。
ここは殺伐としたネット社会から隔絶された楽園や…。

まぁこれはいろいろと遊んでみようっと。


ということで、私自身にとって興味ある記事のみを選んでお届けしました。ここに紹介した以外にも「IchigoJamと圧電スピーカとおもちゃピストルを使ってガンシューティングゲームを作る」といったようなオモシロ系試みの記事が掲載されており、こういうのを見ていると「エレクトロニクス技術に何ができるか」をつくづく考えさせられます。

ここに挙げたネタのいくつかは、来年実践して記事にするかも知れません。
なるべく企画倒れにならないようにしますので、皆様来年もchitoseArkのnoteを見守ってやってくださいませ。

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