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【2020年の総括】勉強嫌いのライターと資格取得の話

少し気が早いが、愚痴まじりにライター業について今年の総括をしたい。

2020年は勉強嫌いのライター(私)にとって非常にしんどい1年となった。一念発起して国家資格を取るため結構まじめに勉強したからだ。

このエントリーではほとんど愚痴しか出ないその話題について、オチのない話をだらだらと書く。

今年の10月にFP3級を取得したが、そのための勉強は正直苦痛だった。また、ウン十年ぶりの資格試験を受けることも大きなストレスになった。

そんなに苦痛な勉強や試験に向き合った理由は、私が主戦場としている金融分野において「専門資格がないライターが書いた記事なんぞ評価しないぞ」とGoogleが宣言したことにある。

それに伴い、金融ライターを続けていくために金融系の資格取得が必要となってしまったのだ。

ああ、こんなことなら銀行員時代にFP資格を取っておけばよかった……il||li_| ̄|○il||li

銀行員時代に培った金融知識は今の時代でも幅広く応用が利く。また、ライターとして様々なジャンルの金融記事を5年近く書き続けており、それを通して最新の金融知識もそれなりに増えている。

こういっては何だが、資格を持つ人に見劣りしない程度の記事は書けると自負している。

しかし、それではダメなのだ。

Googleが「問答無用!オレに認められたいなら専門資格を取れ!」とプレッシャーをかけてくる。そう言われれば末端ライターの私はそれに従うしかない。

……というわけで、これまで避け続けてきた資格取得の第一歩として先日FP3級を取得するに至った。今後上の資格を取得することも決めている。

2020年5月のコアアップデート以降、実務経験があっても資格がない者が書いた記事をGoogleは認めなくなった。

誤解を恐れずに言えば、書き手に資格さえあれば評価されるといった雰囲気すらある。

そうなると、資格を持たない私が書いた記事はクライアントの利益に貢献できない。その結果、プロ野球選手じゃないが戦力外通告を受け、その後どこからも仕事が来なくなる可能性も出てきた。

これまで比較的順調に仕事が来たのでそれほど危機感はなかったが、今年になって初めて「このままではまずい」と思ったことは言うまでもない。

その結果、ようやくその第一歩としてFP3級を取得するに至った。今後は上の級をめざす予定でいるが、嫌いな勉強をまだまだ続けなければ……と思うと正直気が重い。

若いころから極めて物覚えが悪かった。50代になった今はそれに拍車がかかって悲惨な状態となっている。(特に暗記系は壊滅的にダメ)。

そんな状態で勉強するのは非常に苦痛だが、無資格だからとクライアントから戦力外通告を受けるのはもっと嫌だ。その思いだけでなんとか勉強へのモチベーションを上げている。そのモチベーション、いつまでもつかな……(遠い目)

世の中には勉強や資格取得が好きな人が一定数いる。そんな人がいるなんて信じられないが、世の中は広いからまあそうなんだろう。

それにしても、なんで私はそちら側の人間じゃないんだろう?勉強や資格取得が好きならこれほど苦労しなかったのに。

往生際の悪いそんなぼやきを繰り返しながら、今もテキストや問題集を開いている。とはいえ、戦力外通告を受けたくなければ老骨に鞭打って勉強を続けるしかない。

これまでの人生において会社員や家事、子育てなど、どんな仕事をやってもイマイチだった私が、ライターの仕事で初めて手ごたえを感じたのだ。(というか、たぶんこれしか私が人並みにできる仕事はないと確信している)

その唯一の仕事を何としても手放すわけにはいかない以上、どれほど苦痛でも勉強を続けなければならない。まるで修行のような毎日だがやるしかないいと腹をくくることにした。

かくして、2021年も、引き続き修行のごとき勉強地獄の中に身を投じることになりそうだ。しかし根性だけは人並み以上にあるからなんとかなるかもしれない。うまくいけば奇跡の合格を勝ち取れるかもしれない。

そう信じて老骨に鞭打って来年も頑張ろう。

…………できるかな?

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