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輝くよりも輝かせたい

いわゆる「ライター」として文章を書く場合、自分という「個」を消し去り黒子に徹し、ただ読む人の利益のみを考えた文章にする必要がある。

己の「個」を消せない人、自己主張が強い人には向かないかもしれない。作家でも芸術家でもないのだから「個」など邪魔になるだけだ。自らが輝いてはいけない仕事だ。

逆に言えば、作家や芸術家など、一から「作る」人は、読む人、観る人を否応なしに自分の創作の世界に引きずりこむほどの強い「個」、つまりある種のカリスマ性や輝きがないと大変かもしれない。私はそちら側の人間ではないのでよくわからないが。

私といえば、自分が輝くよりも、陰のなんとやらで誰かを輝かせる方が好きだし、輝きの原石を持つ人を見つける方がよっぽど面白い。

世の中には、そういう原石がゴロゴロと転がっているので、その原石が私の微力をきっかけに強い光を放ち輝く事を妄想すると、楽しくてしょうがない。

そういう意味では、黒子として誰かが役立つ情報を提供したり、客観的な視点で何かを紹介する文章を書く今の仕事は、本当に性に合っていると思う。

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