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税務署は意外とフレンドリーだった…偽りの報告さえしなければセーフらしい

先日、初めて源泉徴収された税金の還付申告というものをやってきた。

去年の収入は本当に少なくて、こまごまとした経費を引くと基礎控除の範囲内に余裕で収まってしまったので確定申告の必要はなかったのだが、私が受注している案件には源泉徴収されているものもかなりあり、そのための還付申告はやっておいた方が得という事で税務署に行ってきたのだ。

その時持参した収支の記録を見ながら申告のやり方をつきっきりで教えてくださった税務署のおじさまと、こんな会話をした。

おじさま「今後収入がこのペースで増えるようなら来年度は青色で開業届を出した方がいいですね」

私「へ?『青色申告』ですか?私のような内職主婦では青色申告してもしょうがないのでは?白色でいいのではないでしょうか?」

おじさま「いや、青色だと基礎控除プラス10万控除となるからその方が得ですよ。提出期限の3月15日までに出してくださいね」

その後、そのおじさまから懇切丁寧にその辺の手続き方法や、税制上の控除についての説明を受け、帰りがけには「よかったら帳簿のつけ方も細かく教えるから4月以降ならいつでもいらっしゃい」という言葉を頂いた。

税務署と言えば、映画「マルサの女」の記憶が強くてものすごく厳しいイメージがあったので、税務署が思いのほか親切だったことに驚かされた。なんとなく税務署=怖いというイメージがぬぐえなかっただけに、今回の親切な対応は本当に意外に思えたのだ。

けれども、冷静に考えれば税務署員だって鬼ではないのだから、正直に申告する人にまで牙を剥くことがあるはずはないのだ。税金逃れのために偽りの申告さえしなければ、彼らはどこまでもフレンドリーに接してくれるのだ。

これまでは会社に雇用されるという形でしか働いたことがなかったため、自営としてきちんと帳簿をつけて税金関係の申告を行ったのは今回が初めてだった。だから本当にわからないことだらけだったが、今回手続きに行ったことで税務署がそんなに怖いものではないとわかった。

それに、今回お世話になった税務署員のおじさまから「わからない事があればいつでも答えます。気軽にアポを取り、税務署を上手に利用してくださいね」と言われた以上、これからはその言葉に甘えようと思った。本当に困った時は素直に頼ろうと思う。

それにしても、世の自営業の人は、皆そんな感じで確定申告を行っているのだな…とわかっただけでも収穫だったと思う。無知なおばちゃんの私だが、どうやら今年からその仲間入りを果たすことになりそうだ。

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