「できませんでした」では済まされないから断るしかない

最近は条件的に申し分ないお仕事のご打診を頂く機会が増えた。

全てお受けしたいのは山々だが、自分ができる仕事量は限られている。だから、迷った末にお断りする場合もある。

打診があった仕事はできるだけ受けるのが、フリーランスのあるべき姿かもしれない。しかし、自分のキャパを超える数を受けた挙句、納期を過ぎても「できませんでした」ではすまされない。一瞬で信用が損なわれ、今後仕事が来なくなる恐れがある。それだけは絶対避けたい。

また、理解不能な分野で記事を書くわけにもいかない。リサーチで得た知識や取材結果を自分が120%理解できなければ、人様が読んでわかりやすい記事を書くことなど不可能だ。それを押して書けばクオリティが低い記事となり、かえってクライアントに損害を与えかねない。いくらフリーライターがチャレンジありきの仕事でも、それはさすがにまずい。

だから、仕事についての打診を頂いた場合、まずは執筆が可能な記事数やそのテーマに関する知見のレベル、現在の健康状態などを正直に伝え、場合によってはテストライティング前の段階でお断りしている。仕事を受けてから納期遅れなどで迷惑をかけるよりも、難しいと思ったら最初から断る。その方がクライアントに損害を与えずにすみ、トラブルも起こりにくいだろう。

それに、私の代わりなどいくらでもいる。そう考えれば、断ることに罪悪感を覚える必要はない。ただ声を掛けてくださったことに感謝し、泣く泣くその仕事を諦めるまでだ。(´;ω;`)

以上の理由から、「できないと思ったら断る」というスタンスを取っている。自分の実力のなさが悲しいが、もうしょうがない。それに、耳の調子がまだ万全ではないので、当面は仕事を増やせない。悔しいけど無理をした結果であり、自業自得だからしょうがない。

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