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大学休学を決めた長男の話〜進路について〜

昨日、長男の通っている大学から封書が届きました。

中身は、10月末に申請した「大学休学届け」が受理された正式な「休学許可通知」、簡素な書面に学籍番号と氏名が記載されていました。


大学4年、本来であれば年明け3月に卒業式を挙げ4月から社会人スタート・・のはずでした。


休学許可通知を見ながら、なんとも言えない親としての複雑な思いから、また一つ前進したような気持ちになったことを書きますね。

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話を遡ると、春先の長男は周りの同級生と足並み揃えて就活を進めたものの、自分が何をしたいのか?何に向いているのか?どんな仕事なら続けられるのか?と少し疑問を持ちながらエントリシートや面接対策をしていた様子。


その当時は私や夫へも仕事を決めるきっかけなど問いかけが多い時期でした。優秀な同級生が周りに多かった事もあり、少し焦りもあったかもしれない。「周りの優秀な」とは成績がいいと言うだけではなく、本人の意志が強かったり、この道に進みたい等自分像が確立されていたり、簡単な言葉で現すなら「悩まず決められること」が出来る友人が多くいた様です。

その当時の記事はこちらにまとめています。


就活は、親が思うほど不安要素はなく、最終面接まで漕ぎ着け、持ち前の自己アピール力が功を奏し、断るには惜しいと思う企業数社から内定をもらっていました。


その時点では、内定をいただいた中から就職先をどうにか決めるだろうと思っていました。


そう思っていたのに・・
長男はそう簡単な思考ではなく・・


6月中旬、話があると言われ、緊張して耳を傾けると「就活をもう一度やり直したい、だから休学させてほしい」と打ち明けられました。


親の目から見ても、内定をいただいた企業は、どの企業も蹴るには勿体ないと思う気持ちが強くありましたが、長男曰く自分が本当に行きたいと言う意志が湧かないこと、そこで働く自分のイメージが全く出来ない・・こう言われました。


「休学中の費用は自分で出すから休学させてほしい。」長男の意志が固い事は表情を見ても明らで、私達親の意見は聞き入れそうにないと判断し、本人の意志に任せることに。


9月下旬、インターンという形で週3〜4回ベンチャー企業で仕事を始め、そこを就職先にする予定ではなくとも本人が興味をもてた上で選んだ職場に身を置き、頑張っているようです。

「今やってる仕事、大変だけど楽しんだよね」ふとした時に長男が穏やかな顔で言葉にしました。そして、就活を経験したからこそ、自分が本当にやりたい事、大変だとしても取り組みたい仕事について学べた・・こう話してくれました。


客観的に見れば、考えの甘い親と息子に写るかもしれない。そう思われる事も親として受け入れなければならない、と夫とも話したことがあります。


長男21歳の11月、まだまだ先の長い道のり。
このままインターンを続け、来春再び就活にトライし、大学は2024年3月に卒業予定。

親としてできることを引き続きフォローしていくだけ、そんな気持ちで休学許可通知を眺めました。



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