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リハセラピストはアホであれ。

お疲れさまです。
ちーよねです。

あなたは、相手に話が伝わらなくて悩んでいませんか?
よく、上司や患者さんに、「結局何が言いたいの?」「ちゃんと説明して」と言われる方に向けた記事となっております。

職場で、「あの人は説明が上手いな」と一目置かれている人はいませんか?

そのような方々がどのような思考で話を展開しているのかを、書籍を参考に考察していきたいと思います。

参考書籍はこちら↓

頭の良し悪しは、他人が決めること

頭がいい人と悪い人の差は、周りにどう思われているかで決まります。

例えば、難しいことでも、あなたにわかりやすく伝えるように工夫して話す職場の先輩Aさんと、難しい知識を難しいままに伝えようとする先輩Bさんがいたら、あなたはどちらが頭がいい先輩と認識するでしょうか。

おそらくAさんの方ではないでしょうか。

学生のうちは、学力やIQというわかりやすい指標がありましたが、社会人になるとそれらの数値は無意味になり、社会的知性(SQ)が重要になります。
SQとは、他者との関係において高い知性を発揮する能力のことを指します。

本当に頭のいい人とは、そのSQを意識した会話を心がけています。

上司や患者さんとの会話で難しいことを話そうとしていないか


患者さんが退院する時期の目安を聞かれた時、あなたはどう答えますか?

①「もうすぐ退院できます!以前階段の降段時に膝折れを認めていましたが、だいぶ良くなっているので、このままいけば間も無く退院できると思います!あと、歩きに関してはトレンデレンブルグ様跛行が出ていて杖を使っていましたが、リハビリの時は外しています。10m歩行ではカットオフの数値と差がありますが、気をつければ大丈夫だと思います!」

②「間も無く退院できます。この患者様は以前階段降段時の膝折れや、歩行時の跛行、10m歩行での不安定さを認めていましたが、10回に1回程度の失敗で済んでいます。自宅でより安定して生活をするために補助具や手すりが必要になりそうですが、手配が済み次第退院可能です。今後は訪問リハビリの利用が望ましいと思います。」

あなたは、①と②のどちらがわかりやすいと感じますか?
私は②だと思います。

文章で読むと理解はできますが、実際にあなたはどちらの話し方をしていますか?

①は、専門用語や難しい表現をしようとした結果、より内容が伝わりにくくなっています。
一方、②はよりシンプルに結論や必要な情報だけを伝えています。

相手に説明をするときは、より簡単に、相手のことを考えた話し方をするのが良さそうです。

人は、ちゃんと考えている人を信頼する

上記の様に、患者さんに対して難しい言葉を使っていませんか?

患者さんは、「この人はちゃんと考えてくれていそうだな。」と思ったセラピストを信頼します。

小難しい話ばかりして、本当にすべき話を見逃していないでしょうか。

私の膝はなんで痛いの?と聞かれた時にどう答えるでしょうか?

「変形性膝関節症という病気で、関節軟骨の摩耗によりストレスがかかり、骨棘が形成され、周りの軟部組織の筋力低下や柔軟性低下も合わさって……」と伝えるのか、

「変形性膝関節症というご病気で、年齢を重ねるごとに関節にある軟骨がすり減って痛みが出ます。ですがしっかりと筋力をつければ予防することができます。」と伝えるのか。

あなたはどちらを選びますか?

終わりに

本当に頭のいい人というのは、賢いふりをするのではなく、知らないふりをするそうです。

難語を羅列するより、それを知らないフリをして話を聞いたり、振る舞ったりします。

我々リハセラピストは、特に難しい言葉を使いたがる人が多い印象です。

相手にとってどのような話し方を選択するのか、今一度考えるきっかけにしてもらえると嬉しいです。

最後までご覧いただきありがとうございました。
頑張るあなたの毎日にプラスαできると嬉しいです。
お互い頑張りましょう。

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