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ストレスの元

夫が出張に出掛けてから二週間。明らかにストレスがない。これは夫が嫌いだからとかの話ではなく、時間がそうさせているのだと思う。

私たちは、日々時間に追われている生活をしている。正確には、私たちが勝手に追っているだけではあるが、世の中の全ての動作は時間に支配されていると言ってもいいだろう。学校も仕事も始業時間がある。電車やバスに乗る、映画を見る、レストランで食事する。時間のないものをあげる方が難しい。

夫が出張に出かけたので、夫の時間を気にしなくて良くなった。夫はコロナ禍以来100%ホームオフィスのため、食事の用意は夫の時間軸に合わせる。特に夕飯は、海外とのフォンカンファレンスの合間を縫って取るため、この時間にと決められた時間に用意しなければならない。週5日この生活なため、私もそれに合わせたスケジュールとなる。私は専業主婦でそれが仕事であるので、投げ出すわけにはいかない。これが地味にストレスなのだ。正確には、ストレスだと気付いた。しかしこの出張で、非常に楽になった。

息子の学校も休みだったので、思わぬ休みをもらったようで、どこにも出掛けていないけれど、少しリフレッシュできた気がする。

仕事をしていれば、自分の時間軸もあるだろうが、専業主婦の場合それがない。全て、夫と子供の時間軸で生きている。自分のお腹がすいていなくても、三食の準備はしなくちゃならない。朝早く起きてしまうのも、息子が学校に行かねばならない為だ。明日は寝坊出来ないと考えながら眠りにつくと、必ず目覚まし前に起きる仕様の体になってしまった。お弁当を作り時間通りに送り出す。いい加減自分で起きろと一年ぐらい言い続けているが、自分で起きてくる気配はない。遅刻しても放っておけば?と言われるかもしれないが、高校に遅刻を重ねると大学受験に響くのだ。そんなしょーもないことでマイナス評価を受けるわけにはいかない。本当は、本人自らそう考えて起きてもらいたいが、いかんせん息子の性格は夫そっくりだ。私のように神経質になることも、〇〇になったらどうしようなどと心配することもないらしい。よく言えば、おっとり。悪く言えば、ぼーっとしている。

夫は夫でトルコ出張を楽しんでるようだ。週末にモスクに行ったと写真が送られてきた。

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夫は口うるさいタイプではないけれど、家にいるとそれなりに気を遣ってるんだなぁとも気付いた。鬼嫁もそんなとこありますねん。はは。

あと1週間で戻ってくるのだけど、絶対無事が確約されるなら、あと二ヶ月ぐらい行っててもいいよとか思えてしまう私はやっぱり鬼嫁ですな。


※イラストお借りしました。fumufumumokumokuさん、ありがとうございます。

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