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お風呂が嫌い

小さな頃からお風呂が嫌いだった。母とお風呂に入っていた頃は、湯船から上がる前に100まで数えさせられた。あののぼせた感じも嫌だった。1人で入るようになると、爆速で終わるため、母からよく「あんたはカラスの行水やなぁ」と言われていた。ちなみに今でもカラスの行水である。

お風呂がなぜこんなに嫌いなのかというと、めんどくさいのと体力消耗するから。特に髪を洗って乾かす作業は苦行である。なのに今の私の髪はロングだ。

バカなの?

髪を洗う作業が苦行にも関わらず髪の毛をショートにするつもりはない。ロングは何かと便利でショートよりも誤魔化しがきくからだ。

むむむ、どっちに転んでもめんどくさいね、これ。

お風呂が嫌いなので、旅館などにある大浴場も好きではない。これはただお風呂が嫌いというだけでなく、その他大勢の人と同じ場所で無防備な姿で過ごすのが嫌なのだ。誰か知らない人が濡らした床を踏むのも嫌で、ついつい爪先立ちになってしまう。全然リラックスできない。だから、温泉地で外湯巡りなどといって、方々の温泉に何度も浸かりまくとか意味がわからない。

風呂とトイレはプライベートにさしてくれ!

がモットーである。サウナは、出られなくなったらどうしようパニックが始まるのでこれも無理。一応女だし、おかんとしてクサクサでいるわけにはいかないので仕方なく入っている。特に頭皮は、シャンプー1日パスするとカユカユが始まるので仕方ない。仕方ないからお風呂に入ってると言う人どのくらいいるんだろう。

お風呂は精神的な健康バロメーターにもなっている。過去にお風呂に入れなくなったことがある。鬱みたいな症状で、入りたくても入れないのだ。病院に罹っていたらたぶん軽度の鬱ですねという診断がくだっていたように思う。ただ病院にも行けなかったので、病名は不明だ。お風呂に入れないマインドの時は、精神的にダメな時なので危険だということは自分でわかっている。これはなったことがある人しかわからないかもしれない感覚かもしれない。

基本的にシャワーで全然問題ないのだが、息子は湯船好きで浴槽にお湯を貯めるの為、ひとえに勿体無いから入っている。息子が独立したら多分シャワー生活になるだろう。でも若い頃より湯船が嫌いじゃなくなったのは歳のせいかもしれない。浸かってる時間は5分以下だけど。

そんなわけで、今日も『仕方なく』お風呂に入るのだ。


※イラストお借りしました。 bright_kalmia469さん、ありがとうございます。

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