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ザ・関西人

ちびろさんのこの記事を読んだ↓

知らない人に話しかけられる/関西と関東の違い|ちびろ #note

いや、ほんまごめんて。私やて。ちびろさんの記事で謝っておいたが、この性格治りそうにない。

関西人というと、どんな生き物を想像されるだろうか?

・パーマキツキツにかけて、虎柄か豹柄のセーター着てるおばちゃん
・隙あらば飴ちゃんを渡そうとするおばちゃん
・ズケズケと踏み込んでくるおばちゃん

おばちゃんばっかりやないかい。おっちゃんの影うっすっ。がんばれ、おっちゃん。

32歳で結婚して渡独するまで関西にいたので、関西色が自分の中から消えることはないと思う。自分で意識をしていないが、ちびろさんの記事を読み、「あぁそう言うたら、そんな感じでんなぁ」と思った。

まぁ、主語がでかいと、主語ポリスに怒られそうだが、私を含めた私のまわりにいる関西人について書こう。私はちゃいまっせ、一緒にせんとってーと思われる方もおられるのは承知で書くので、ポリス堪忍なぁ。

ちびろさんの記事にあった列並びの時、声掛けするか否か。

何の迷いもなく、わからなかったら聞く。なんなら、通りすがりに正体不明の行列があったら、並んでいる人に「なんで並んではるんですか?」とかも聞く。戸惑いも恥ずかしさもなく、なんでかを知りたい好奇心に突き動かされる。

タクシーなんて、20分ぐらい乗れば、運転手さんのあらかたの生活までわかってしまう。こちらが喋るタイプだとわかると、便利情報を含めたなんやかんやをとにかくぶつけてくる。服屋の店員さんとかも似たようなものだ。流石にUNIQLOのようなところでは、あまり見ないが、個人でやってる店やモールに入っている小さな店なら、初対面ですよね?を忘れるぐらいに喋り倒す。そして帰り際に聞かれるのだ。

「これからどこいきはるん?」

別に何処にいくのか知りたいわけではない。さようならの代わりとでも言おうか。なので、本当に何処に行き、何をするのかの答えはなくていいのだ。適当に「スーパー」「家に帰るねん」、はぐらかしたい時は、「ちょっと用あんねん」。こんな感じでサラッと言っておけばいい。聞いた方もさして興味もないからだ。興味ないのに、なんで聞くねんと思われるだろうが、習慣なのだと思う。

関西人は、せっかち、基本商売人根性がある人が多い。新大阪のレジの速さたるや。すごい長蛇の列を瞬時に捌いてゆく。せっかちの私も驚くぐらい早い。東京にいるとそのあたりゆったりしているので、つい「早よして客回さないと損やで」という感情が湧いてくる。加えてサービスも大変に良いと思う。これは「リピート客掴んでなんぼやで!」という商売人根性のせいだと思っている。東京の商売は、下手くそやなぁと思うことが多々ある。ここをこうすればもっと良くなるのにだの、代わったろか?という場面に出くわすことが多い。

人との距離感が近いため、苦手な人には耐えられないかもしれない。初めて東京に来た時、距離感の取り方が難しかった。私もズケズケ聞かないから、あなたも聞かないでねという雰囲気の人とは仲良くなるのに時間がかかった。

おばちゃんの飴ちゃんは結構本当。コロナがはじまって途絶えたかもしれないが、飴ちゃんはサービス精神なのだ。何かしてあげたいという優しさ(ほんまかいな)でもある。まず嫌いな人に飴ちゃんは渡さないので、飴ちゃんいる?と聞かれた時点で嫌われていないことは確定だ。喜ばしいことなので、食べなくても受け取ってもらいたい。

関西を書き出すと、千由家、家を買うの連載並みに長くなりそうなので、この辺にしておこう。関西怖い、キツいと思っているみなさん、言葉じりが強いだけで、心の温かな人が多いんやでぇとお伝えして終わり。


※イラストお借りしました。ribenseijinありがとうございます。

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