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フィンランド旅行記#2ご挨拶の散歩と生のさやえんどう。

出発前夜、あるミュージシャンのサポートアクトでライブ出演していた彼とその応援に出かけていた私は、2時間仮眠を取り早朝4時ごろヒースローへ向かいます。私が長らく夢みたフィンランドへの旅立ちの日です。

今回noteを書こうと決めたのが旅も終盤になってからで、ちょっとしたところの写真を全然取らなかったことを少し後悔してますが、フィンランド旅行の先輩やガイドブックと重複する内容かと思いますので、細かいところの写真は省かせていただきます

はじめまして、フィンランド。

イギリスからフィンランドは飛行機で2時間半ほど、今回はFinnairを利用しました。2時間なので食事などは出ないのですが、ブルーベリージュースかお水かをエコノミーでは選択ができたのでブルーベリージュースを頂きました。マリメッコのナプキンが可愛かったです。機内では片桐さんのエッセイを再読しつつ熟睡し、あっという間にヘルシンキに到着しました。

今回滞在したAirbnbはヘルシンキの中心地からバスで30分、1952年の夏のオリンピック開催時に建設された元選手村にある一室を借りました。お部屋はアアルトデザインの家具とIittalaの食器と洗練された一室で木々も多く空気が美味しいとても素敵なお部屋でした。

朝起きてバルコニーで飲むコーヒーは格別でした!

到着日は疲れていたので、荷解きと街散歩で軽くヘルシンキがどんな街が見てみようと中心地へ出かけました。が、日曜日で行きたい場所は、ほぼほぼ閉まってました!

調べると日、月、は閉まってるお店が多く、彼が滞在中の日曜日から水曜日はきちんと予定を立てないままだと何も見れないことが判明。唯一来る前に予約したのは火曜日、アアルトの自宅ツアーだけ。もうこうなったら、なるようになるさ!と街に繰り出した私たちでした。

なるほど、モダニズム。

ヘルシンキ中央駅からアカデミア書店などに寄り道しながら街を歩き始めると、アールヌーボー建築が街中に散りばめられていることに気が付きます。建築だけでなく、看板のタイポグラフィーなどもひたすらお洒落。日本ともイギリスともフランスとも比較できない街並みに私は至る所を指差しては「あれがいい」「これは一体なんだ」「あれはなんだ」と建築を専門に学んだ彼に質問を投げまくり、彼も専門家でないので一緒に考えてみてはググってみたりを繰り返しました。

フィンランドと言えば、木目のインテリアと緑がいっぱいというイメージで、アールヌーボー建築のイメージがなかったのでかなり勉強になりました。よく考えればロシアと隣国だったな、などと本当に自分の知識の無さが恥ずかしい。滞在中はできるだけ色々吸収せねば、と決意を固め、街散策を続けます。

日曜日、公園で見かけたアンティーク。

生のさやえんどうをポリポリ食べる。

街を散策してると小腹が空いてきます。そんな時も私の頭をよぎった片桐さんのエッセイは私を青空市場へと導きます。というのもエッセイに下記の内容があったのを覚えていたからです。

機内誌をめくっていると、早速食べ物の情報が手に入った。この時期のフィンランドの市場にはさやえんどうがたくさん並ぶので、それをつまみながら街を歩きなさい、と書いてある(略)・・・ロケバスに戻って、早速”さやえんどうを生で食べる”に挑戦してみた。
わたしのマトカ 著片桐はいり

これは、私も生のさやえんどうを買って食べるチャンスの到来だ!と、私はさやえんどうを目掛けて一直線に突き進み、最初に見かけた出店で私は山盛りのさやえんどうを購入します。訳も分からず着いてきた彼に一つ渡し、私も一つ手に取り、2人でさやを割って綺麗に並んだ粒をポリポリ食べてみました。

山盛りのさやえんどう
ツヤツヤな粒!美味しい!

美味しい。癖になる味、ほのかに甘くて、まるで枝豆。もう一つ。もう二つ。

山盛りのさやえんどうをその場で食べ尽くします。これで私も夏のフィンランドの旬を楽しめた、と大満足な私でしたがやはり疲労に打ち勝てず、その日はなんとか見つけたレストランで食事をいただき、宿に戻りました。


窓にあるガラスの装飾と植物が幻想的な影をうつしだします。

次回:
・朝起きたら大雨!どこへ行こうか、何をしようかの月曜日。

最後までお読みいただき、ありがとうございました。

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