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素晴らしき哉、人生!

文句のない傑作。
アメリカの良心、とでも呼びたくなるものがある。
この映画は理想を描いたもので、実際にはそうではないのだろう。

ジョージは子どもの頃から他人に親切にしてきた。
夢や希望をもってはいたが、さまざまな事情から実現することができなかった。それでも仲間からは好かれ、美しい妻や子どもにも恵まれた。
そんな彼に最大の危機が訪れる。
絶望し、自殺しようとする彼の目の前に、天使が現れる。
天使はジョージに、ジョージがいない世界を見せる。
様変わりした世界を体験し、ジョージは絶望し、自分がいる世界に戻ることを願う。
現実に戻り、妻や子どものいる家に帰ったジョージに奇跡が起こる。

人生にはさまざまな障害があり、叶わないのぞみも多い。
それでも良心をもって、他人に親切にすることによって人は救われる。
白人も黒人もお互いを認めあって生き生きと人生を送る。
困ったことがあっても、なんとか乗り越えることができる。

人は自分で築いてきた財産に気づかない。
情けは人の為ならず。
それを体現する作品。

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