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(後編)突如始まった想像を遥かに超える読書会 絵本『ここだよ!』 絵本の読み聞かせも立派な読書会だという話【毎日更新65日目】


昨日に引き続き5歳の姪っ子とのエピソードです。
姪っ子と読書会をしましたという話です。
絵本の読み聞かせも立派な読書会だよな、
という気づきです。読み聞かせをしたのは
私ではなく姪っ子だったという出来事を
書き綴ってみました。

〜〜〜〜〜

かくして初の読書会デビューを飾った
茨城に住む5歳の姪っ子。
(前編は昨日の記事をご参照ください)
昨日は幼稚園の運動会ではなく、運動参観が
あったそうで、メダルを貰ったことを
報告して来てくれました。

10月2日(土)の夜もLINEビデオ通話を
しながら、安井ちあきさんから教えて
頂いた「たてふなドンドン」という
オンラインの花火をYouTube Liveで
それぞれ夕食をとりつつ一緒に観ました。

茨城と富山、離れていても、テレビなどの
公共放送ではない、SNSで発信した映像を
同じ時間で共に見て感想をシェアできる。
改めてすごい時代に生きているな、
と思いました。

花火大会視聴を終え、歯磨きも終わり、
おやすみモードでそろそろ通話も終了かな、
と思っていたら、姪っ子が電話を持って
走り出し、寝室へ。

「絵本読んであげるね」
突如、絵本の読み聞かせが始まりました。
ハイ、大人の私が読むのではなく、
読んでもらうという極めて貴重な経験でした。

姪っ子の選書は、にしむらひろこさんの絵本
『ここだよ!』

主人公の男の子はまちを守る保安官。
名前はヨハンソン。ぼくを見つけたら、
大きな声で、「ここだよ!」って指さして! 
というストーリーで、Tully’s picture book award 2004こども賞受賞作品です。

姪っ子は何度も「ここだよ〜!」と大きな声で
指さして一生懸命読んでくれました。
言葉を聞いている限り、姪っ子も、全ての
ストーリーを理解してはいないようでしたが、
最後まで読み切ってくれました。

スゴいな、と感動し、拍手しました!!!👏

2冊目が始まりそうでしたが、そろそろ寝ると
いうことで「おやすみ」を言って、
その場はお開きになりました。


さて、このエピソードを振り返ってみるに、
そもそも、私は、姪っ子に、
「一緒に花火を観ようよ」
「一緒に絵本を読もうよ」
と以前電話した時から誘っていましたが、
・絵本を読むのは私
・zoomで絵本を見せながら読み聞かせる
ことを私はイメージしていました。

そんな私の想像を遥かに超え、
オンラインで繋がる私と、近くにいた家族を
リスナーにして、
突如、成り行きで絵本の読書会を始めた
姪っ子の姿はまさに、読書会の主催者でした。

5歳にして読書会に参加というのも
私にはとてもできなかった経験ですが、
読書会の主催までしてしまうとは!

スピード感、内容共に見習うべきポイントが
満載の読書会でした。

画面の共有するならzoomでしなきゃとか、
いつなら良いかとか、
私はあれやこれやと考えて準備を整えて
から開始しようとしてしまいますが、
姪っ子はその場にあるリソースを最大限に
活用して、自分の推し本でとっとと読書会を
開いてしまいました。

「〇〇だから」「〇〇しないと」という
あらゆる前提条件にとらわれたない、
このスピード感は非常に見習うべきポイントです。

そしてこのエピソードを経て、
『読書勉強会』を進めるにあたっての進め方を
100人組手のお相手の方からお聞きしたことを
思い出しました。

『世に言う読書会と、読書勉強会の大きな違いは
輪読すること、参加者が音読をすることを
重要視している点です。

目で追いながら考え、口に出して音声変換する
ことで、意味を捉える。
さらに音読の後で、自分の言葉で語ることで、
全体の文脈の中で、位置付けて行く。
五感を使うこの過程は、普段の動作では
使わない筋肉を使う、まさに筋トレと
言えます。』

さすがに感想を語るところまではできませんが
図らずもとも読書勉強会のスタイルを踏襲
した、本当にこの通りの姪っ子の
『絵本版・読書勉強会』でした!

姪っ子も1冊読み切り、達成感。
私も新しい絵本に出会えた喜び、姪っ子の
成長を感じた嬉しさでいっぱいになり、
参加者も主催者も、良い体験ができた
読書会でした。

後付けでこんな本も見つけました。
加藤俊徳『頭がよくなる! 寝るまえ1分おんどく366日』
今回は読む前から実践していましたね。

次回の開催は未定ですが、姪っ子には
また読んでほしいとリクエスト出して
おきました☆

オンラインで姪っ子と塾をするのも良いかなと
妄想し、妹と話したりもしていましたが、
これも大人が子供に何が伝えるという
前提条件を外せば、
姪っ子に教えてもらう、習ったことを楽しく
アウトプットしてもらう場がまた時々持てたら
良いのかな、とも思いました。

いつも元気と癒しをくれる姪っ子に感謝です☆


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