コレステロールは体になくてはならないものである〜悪者?必要不可欠?〜
コレステロール:健康に悪者?それとも必要不可欠?
皆さん、こんばんは。元公立高校理科教諭のちょぼ先生です。
今日のテーマは「コレステロール」です。コレステロールと聞くと、健康に良くないというイメージをお持ちの方も多いのではないでしょうか。しかし、実はコレステロールは、私たちが健康に生きていくために必要不可欠なものです。
コレステロールのイメージの変遷
1950年代頃から、欧米から「コレステロール値が高いと健康に悪い」というデータが発表されました。しかし、このデータは欧米人向けのものであり、日本人の体質には当てはまらないことが近年明らかになっています。
コレステロールの役割
コレステロールは、細胞膜やホルモン、胆汁酸の材料となる重要な脂質です。特に、脳には35%ものコレステロールが含まれており、脳機能を維持するためにも不可欠です。
コレステロールの摂取
私たちが必要とするコレステロールの約80%は体内合成されますが、残りの20%は食事から摂取する必要があります。しかし、コレステロールを含む食品を多く摂っても、日本人では血中のコレステロール値は280mg/dLを超えることはほとんどありません。
誤解と真実
コレステロールは健康に悪影響を与えるという誤解が広まっていますが、実際には健康維持に役立つものです。健康診断でコレステロール値が高いと指摘されても、過度に心配する必要はありません。
生活習慣の見直し
コレステロール値が気になる場合は、食生活や運動習慣を見直すことが大切です。コレステロール値を下げる効果が期待できる食材や運動方法を積極的に取り入れましょう。
まとめ
コレステロールは、私たちが健康に生きていくために必要不可欠なものです。誤解を恐れずに、積極的に摂取しましょう。
参考資料
厚生労働省「食事摂取基準(2020年版)」
日本動脈硬化学会「脂質異常症診療ガイドライン2017」
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それではまた。
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