ステキな奥さまであらせられるワタクシが、先日のこと、バスルームのカビ取りにいそしんでいた時のこと。

え？

素敵な奥さまはそもそもバスルームにカビを生じさせない？

・・・

えっと・・・

たまにはそういうこともあるのよ。（冷静）

それにしてもカビってやつは、素敵な奥さまの目をかいくぐって、なんでしれっと増えるのかしら。

そういえば、白髪もシワもシミもたるみも、なんでしれっと増えるのかしら。
しれっと増えないのは貯蓄ばかりなり、ってやだワタシうまいこと言った！（遠慮なく拍手を）

さて、我が家の場合、ワタシ以外はメガネ族であるので、お風呂に裸眼で入るときは、かなり見えてないらしく・・・
汚れとかに気づきにくい。

私が言っていても、え？そう？というぐらいだから、裸族、じゃなかった裸眼族の皆様、全然見えてない。

それもあって、ついつい見逃しがちなので、ワタシができるだけ気を付けるようにはしている。
が、こちらも裸族でも裸眼族でこそないけれど、ローガン族なわけで。
いろいろと気づきが遅くなる傾向がある。
うう、せつない話だな。目頭熱くなるわ。じわん。

というわけで（気を取り直して）、カビ取りの作業を始めた。
とりあえずまとわりつくイッヌを2階へ避難させ、怒りの「なにすんだ吠え」を遠くに聞きながら、漂白をはじめる。

うん、順調順調！！
軽快に作業は進み、にっくきカビも撃退し、これでしばらくすっきりとするわ～とリビングに戻る前に、洗面台の鏡で任務完了の己の満足気な表情を確認しようとしたそのとき・・・
私のTシャツの肩口にふと目がいった。

ん？

なんだこれ？？

わあああああああああああ。

そう、ワタシのベージュTシャツの肩口がしろ～く色が抜けている・・・

や、や、やってしもた～！！！！

と、と、飛んだ～～～！！漂白剤が飛んだ～！！！

円広志の歌が頭の中をめぐる。

慌てて脱いで確かめると、なんと背後にも飛んでいた。

わぁお。

このTシャツ、買ったばかりだったのになぁ。（ってかそういう服をカビ取り作業の時に着るというワタシのばかばかばかん！！）

う～ん・・どうしようかなぁ・・

まぁでも悩んでもしかたないし、自宅でお部屋着にしておけばいっか。

とここまで3秒。（はやっ）


そして数日後、部屋着にしていたこのTシャツを着たまま、フツーに近くのスーパーで買い物をしているときに、冷凍庫の大きなガラスに映った自分の肩口を見て、はじめて気づいた。

やば！これ、着てきちゃったじゃん！！

そう。

もう明らかに部屋着です、部屋着でしか着られません、みたいな年季が入ってるけど着心地がよくて捨てられないの～的な部屋着ではなく、
むしろ新品に近くて、お外で着られるよ、というランクのTシャツだっただけに、こういう事故が起きるのである。

慌てて、肩口が人目につかぬように、首を右に傾け髪の毛で隠しながら（その不自然さが余計に人目を引く）、早々に買い物を済ませて帰る。

帰宅後、二度とこのような事故にあわないために、どうすればいいかを、ワタシの頭の中で会議が開かれた。

部屋着としては着たい。
でも今日のような事故は避けたい。
出かける前にちゃんと確認すればいいんじゃ？
いやそんなこと、急いでるときは絶対忘れる。
だよね。
じゃどうする？
これを着られるようになんか加工すればいいんじゃない？
加工って言ったって・・漂白剤飛んじゃってんだよ。
うーん・・・あ！ワンポイントで絵を描けばいいんじゃない？
黒一色ならお名前ペンみたいなのでイケるんじゃ？
よしそれだ！！！

ということで、とりあえずやってみることに。
失敗したら、もう堂々たる部屋着グループの仲間入りである。
そのへん、ムダに思い切りのいいワタシ、さっさと図案をネットで探す。
お名前ペンは新品のやつあったなぁ。あれならペン先も細いし、細かい絵柄が描けるなーといつの間にかワクワクが溢れ出す。

そして下書きもせず、見つけた図案を見たまんまで描き始めるワタシにビビるムスメ。
いやふつー下書きするでしょ？と目が言っている。

いいのだ！芸術は爆発なのだ！！（いやキミのは描き写し）
岡本太郎先生ごめんなさい。
勝手に爆発してしまいました。

そんなわけで、はい、完成！！

まぁ、白く抜けたところは、ハイライトってことで( ´∀｀)
実際はこんなにアップで見ることはないからなんとなくぼやっとしてて、「さては漂白剤のシミ隠しだな！」と見抜く人はそんなにいないと思われ・・いや、いないで！！！！

うん、ちょっとだけね（笑）チョバク。