見出し画像

派遣社員の産休育休と保活

私は派遣社員として働いて、産休を取得し、現在生後4ヶ月ですが、5月から保育園に通っています。
派遣社員での産休育休についての記事があまりにも少ないので、記録のため、また今後保活する方へ参考になれば、と思い、記事にします。
派遣社員でない方も、保活の進め方の参考になれば幸いです。
あくまで私の場合なので、お住まいの自治体や働いている会社によって、いろいろ異なるかもしれないので、ご了承ください。

保育園入園の基本条件

まず前提として、0歳児は生後57日以降でないと預けられません。(これはおそらく全国共通)
4/1入園は、同年の2/4までに誕生の子供が対象となります。私の息子は2月半ば生まれなので、4/1入園には間に合いませんでした。

しかし、4/1にこだわらず、毎月、入園希望を出して、途中入園ができます。2月半ば生まれの場合、最短で5/1入園が可能なので、そこを目指しました。
ちなみに登園開始は1日からが基本です。
日割計算はしてないので、例えば月の初めの方が通えなくても丸1ヶ月の支払いとなります。

余談ですが、育休後の1歳の年齢になってからの1歳児クラスは倍率がかなり高いと聞きます。
そのため、まだ育児休暇中のうちに、0歳児クラスに途中入園した方が入りやすい場合もあります。
(自治体の空き状況によって異なります。)

派遣社員の産休育休

冒頭で述べた通り、私は派遣社員として産休を取得していました。
私が妊娠している時の派遣社員の産休育休規定は下記の通りです。

【産休】
●派遣会社の健康保険に加入していること
(例えば短期や試用期間中で国民健康保険に加入している場合は取得不可)
●産前休暇の日に、派遣契約があること
(私の場合2/24が出産予定日で、産前休暇は1/14〜だったので、1/14の時点で派遣契約が締結されていることが条件です。ちなみに、この条件を満たすためには、派遣会社とかなり調整が必要です。)

【育休】
●派遣会社の健康保険に加入していること(産休と同じ)
●継続して1年以上の雇用契約があること
(同じ派遣会社と雇用契約があり、就業先が変更となっても1ヶ月以内に同じ派遣会社でお仕事を開始すれば『継続して』に当てはまるはずですが、派遣会社によって計算方法が異なるようですので、要確認です)

これらの制度では、産休取得の条件には当てはまるのですが、育休に関しては途中1ヶ月半程の無職期間があり、1年以上継続しての勤務実績がなく、育休取得は叶いませんでした。

保活&就活のタイミング

難しいのは保活と就活のタイミングです。

派遣社員の契約形態をご存知でない方には未知の世界かもしれませんが、派遣社員は基本的に3ヶ月更新のお仕事となり、3年を超えると双方の意志確認をして、問題なければ無期雇用契約に移行します。(多分)
派遣社員が産休を取るということは、産前までの仕事は一旦は契約終了となり、産後はまた新たに転職活動をする必要があるのです。(産休を跨いで継続することはできない。)
※ここで就活と言ってるのは、転職活動の省略形『転活』が言いにくいし、馴染みがないし、響きがイマイチだからです。笑

派遣社員が産休中は、派遣会社と雇用関係がありますが、育休が取れない場合、産休終了まで(出産後8週目まで)に次の仕事を決めないと社会保険のうちの健康保険が無効となり、国民健康保険に加入しないといけなくなります。産後8週間の間に次の仕事を決めないといけないのはなかなかシビアです。

保活と就活、どちらを先に始めるべきなのかは、保育園の入りやすさが全てを決めると思います。
私個人の意見としては、仕事を先に決めた方が動きやすいと思いました。ただし、確実に入れる保育園が近くにあることが条件です。

私の住んでいる地域では、保育園は認可と認証(認可外とも呼ばれる)があり、認可保育園は自治体の管轄で保育料が決定するので、公立でも私立でも保育料は同じです。
一方、認証保育園は完全に民間のものとなるため、保育料は自由となり、自治体管轄の認可保育園より割高となります。その分、年収に応じて、自治体から補助があります。
※ここの年収がポイントで、計算したら実際そんなにもらえない気がしています。

認可保育園は自治体管轄のため、毎月決まった入園申込締切日があり、それまでに各書類を揃えて提出する必要があります。
(ちなみにこの書類を読解して提出するのはかなりの労力を要します。)


一方、民間の認証保育園は、いつでも申し込みが可能です。(しかも面倒な書類はほとんどないと思います。)
私の場合、認証保育園に最初に申し込みをして、認可保育園の結果次第で入園を決めようと考えており、その旨、滑り止めの認証保育園には理解して頂き、了承して頂けました。

この状態で就活を行います。
確実に預かってもらえる保証がなければ、もちろん仕事は決まりません。
無事に就業先は見つかりました。

その後、無事に自治体管轄の認可保育園での利用承認がおりたため、滑り止めの認証保育園にはお断りの連絡を入れました。

育休制度改正

育休が取れないため、前述の通り、産休中に就活と保活をし、両方決まり、5月から仕事復帰&保育園が決まりました。

しかし、産休が終わり、育休の取れない無職の時に、派遣会社の総務室から連絡がありました。
4/1から育休の制度が改正され、1年以上継続していなくても取得できることになりました、とのことです。

これは本当に棚からぼたもちでした。

働いていない無職期間の育児休業手当金がもらえました。
2月半ばに出産し、振り込まれたのは6月下旬でした。結構時間がかかります。ただ、育休手当金の手続きを行ったのが4月下旬なので、そこから2ヶ月と考えた方が良いのかもしれません。
ちなみに出産手当金は5月下旬に振り込まれました。これも同じく時間がかかります。

まとめ

長々と書いてしまったので、要点をおさらいします。

●派遣社員でも条件を満たせば産休育休が取れる
●滑り止めで入れる確証のある保育園をキープして、保活と就活は同時進行で行う
(キープしている保育園には自治体の保育園を受ける旨を必ず伝える)
●出産手当金と育児休業手当金の振込は出産から3,4ヶ月かかる

こちらはおまけです。

●自治体提出の書類が面倒くさい
 ・就業先(私の場合は派遣会社)へ書いてもらう書類があり、タイミングによっては提出期限がかなりタイト!
 ・できればデジタル化してほしい。
●慣らし保育も考慮して就活する
 ・最低でも1週間は慣らし保育が必要。
 ・ただし、低月齢の場合、まだ人見知りが始まっていないことが多いので、私の場合は4日間で完了だった!

保活についてや、保育園生活、仕事との両立について、また今度お話ししようと思います。

※カバー写真はポルトガル・アゲダの傘祭り。
ハネムーンで行きました。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?