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【宅建士6年目に突入します】最初に志したのは偶然と偶然がかみ合ったから。

特別好きじゃなくても、得意なことなら続く。というお話です。

今日のnoteは3分ほどで読めます。お気軽にどうぞ。



先日公開したnoteにて、宅建士の更新のタイミングが来たとお話ししました。

私が最初に不動産業界に足を踏み入れたのが2015年。今年で不動産業界歴丸7年を迎えます。正直なところ、自分でもこんなに長い間不動産業界に携わることになるとは思ってもみませんでした。でもなぜか続いているし、おそらくこれからも続けるんだと思います。

最初に不動産会社に勤めることになったのは、本当に偶然のことです。

負け組であるという意識の芽生え

大学を卒業して2年ほどフリーターをしていた私は、そこそこいい大学を出ているにもかかわらず手に職がない状態。「遊んでいたい」以外のやりたいこともなく、大学で専攻していた外国語は仕事に活かす気になれず、自分の好きなパンドの追っかけをするための資金を飲食店でのバイトで稼ぐ。そんな生活をしていました。でも一方で、大学時代の友達は商社や外資系の企業でバリバリ働いていたり、海外に移住して現地で日本語の教師をしていたり。

「自分で自分の人生を作る」ということをしていました。

もしかすると本人たちは敷かれたレールに沿って進んでいるだけだったり、なんとなく世間の目を気にして大企業に勤めているだけかもしれません。それでもわかりやすく社会の役に立っている彼らがとてもかっこよく見えました。

これはやばい。私負け組やん。

だんだんと焦り始めた私が最初に取った行動は派遣社員になるということでした。

とにかく手に職が欲しかった

新卒であればすぐにでも正社員を狙うところなのですが、2年間も遊んでいた私を、実務経験も何もないのに正社員で雇ってくれるところなんてないと直感的に思った私。まずは派遣社員として働いて、事務の実務経験を身に着けてから正社員を目指すことにしました。そうして採用をいただいたのが、私が最初に勤めた不動産会社です。

1年間という期間限定でのお仕事でしたが、一般的なOfficeの使い方しかわからない私でも、「少しずつ自分で勉強しながらゆっくりやって大丈夫ですよ。そんなに業務量多くないですし、ぼくたちが苦手なところをお願いしたいなと思っているので笑」と言ってくださる優しい上司に恵まれ、WordやExcelだけでなく、見たことも聞いたこともなかったAccessまで使えるようになりました。(Accessはもう忘れてしまいましたが)

本当に感謝しかありません……。

宅地建物取引士資格取得の決意

その不動産会社に勤めている中で知ったのが「宅地建物取引士」という資格でした。

不動産のプロフェッショナルらしい、国家資格らしいというのをなんとなく察した私は、「不動産は人の生活から切り離せないものだし、不動産の資格を持っていればこの先何かあっても食いはぐれないのでは」という安直な考えから、宅地建物取引士という資格に関心を持ちます。

ふんわりとした気持ちから宅建のテキス卜を購入した私ですが、そのテキス卜を開いたその日に「私は絶対に宅建をとる」と固く決意します。

テキス卜の最初にこんなことが書いてあったのです。

「不動産業界は弱者が損をする世界。不動産に詳しい人が得をして、詳しくない人が損をするようになっている。そして不動産について詳しくない一般消費者が損をしないように、知識で守ってあげるのが宅建士である。」

「宅建士になれば、こんな私でも弱い立場の人を守れるんだ!」

もしあの時購入したのが他のテキス卜だったら、今私は宅建士になっていなかったかもしれません。「わかりやすそう」という単純な理由から購入したという偶然の出会いですが、いずれにしても私の将来を決めてくれたことには違いありません。

「弱い立場の人を守る」という精神は、宅建士として5年働いてきた今も大事にしています。

宅建士からしても不動産業界は難しい

不動産というのは、仕事にしていなければ一生のうちにそう何度もかかわるものではありません。賃貸マンションに暮らしていても引っ越しの回数なんてたかが知れていますし、マイホームを購入したり家を建てたり、親から譲り受けた不動産を売却したりなんてことは、人によっては一度も経験しないということもあるでしよう。

そんな中、他の法律も絡み合う不動産という複雑な業界や、宅建業法という難解な法律や仕組みを理解しろなんていうのは無理な話です。ですが正しい知識とバランス感覚を持っていないと、私が購入したテキス卜に書いてあったように「不動産に詳しい人が得をして、詳しくない人が損をする」ということになりかねません。

ならば私が少しでも知識をつけて、困っている人や卜ラブルに巻き込まれそうな人のそばに立ってサポートしたい。業界を何とかできなくても、身近な人や1人で悩んでいる人が抱えている問題を、解決するきっかけを提供したい。そんな風に思っています。

ここまで続けたらあとはもう意地

まさかこんなに長く不動産業界にいるとは思っていませんでしたが、ここまで続けたらもっと極めたくなりますね。これまで主に事務所や店舗の賃貸に係わることが多かったのですが、売買とか投資とか相続とか、さらに幅広い知識と経験を身に着けられたらいいな、と思っている今日この頃です。

そう考えると、今はレンタルオフィスの運営管理とかをしているんですが、もっと他の部門に携わるべく、派遣とかで他社に行くのもいいなぁと思い始めました。

前向きに検討します。


宅建試験は毎年10月にあって、大体学習期間は半年と言われているようです。半年前となると4月くらいからということになりますが、お仕事しながらだとなかなか学習時間をとれなかったりするので、今くらいの時期からスタートするという人も少なくありません。

ただあまり学習期間が長すぎると途中でダレてしまったり、最初は頑張ったのに後半失速して、せっかく覚えたことを全部忘れてしまった!という人もいるみたいなので、時間と期間にはしっかりメリハリを持たせるといいと思います。

需要があれば、私が宅建を取得した時の学習方法もnoteにしますね。

それでは今回はこの辺で。

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しょこらるでした。

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