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スキル販売サービスで4ヶ月と10万円損するところだった話

フリーのライターとして活動している私にとって、「いかに多くのクライアント様と繋がるか」ということは収入を伸ばすため・安定させるための最重要課題です。

今の私の収入源は、X(旧Twitter)経由でご依頼いただいた編集プロダクション様やWEBメディアの運営会社様のほかにも、ココナラ・ランサーズ・クラウドワークスとさまざま。

不動産という専門性の高い分野を取り扱っていて、なおかつそう遠くないうちに専業ライターになることを目指しているので、最初は単に「受注数を増やすこと」を目的として多くの媒体に手を出していました。



それが最近、「収入源を増やすことは同時にリスクヘッジにもなる」ということを実感した出来事がありました。



事の発端は今年の5月。ココナラ経由でお問い合わせいただいたお客様から、不動産関連のSNSにアップするコラムを書いて欲しいというご依頼がありました。お話を伺うと、週に2記事ずつの納品を6ヵ月間お願いしたいとのこと。

まとまった収入になりますし、継続的におまかせいただけるのはライター冥利に尽きるということもありお引き受けすることにしました。

ココナラで設定できる納期が最長で4ヶ月だったため、1,000字の記事を4ヶ月間で合計34本納品するということでお見積もりをお出しし、ご購入いただきました。

最初の3ヵ月ほどは順調でした。

毎週金曜日に2記事のデータをお送りし、先方から「確認しました、ありがとうございます。」という返信。返信がなくてもココナラには既読機能があるので、ちゃんと開封していただけたということを数日後に確認して次の納品、という流れで進めていました。

ところが残り1ヶ月ほどになったところで、メッセージへの既読がつかなくなったんです。

もちろん返信もなし。

取引画面上ではユーザー名も評価件数も表示されているのですが、いざプロフィールを開いてみるとプロフィールがなくなっていて評価件数も0に代わっていました。

私の頭をよぎったのは
「え?取引中止になったりしないよね?」
ということです。

3ヶ月間で私が納品した記事数は20記事以上。
売り上げにして10万円弱です。



ココナラは出品者からの見積もり提案後に依頼者様にご購入いただき、支払の確認がとれてから作業開始になります。そして最悪全部納品後に連絡がとれなくても、1週間経過すれば自動的にクローズになって売り上げが振り込まれる仕組みになっています。

なのでとりあえず納品し続ければ、自分の作業が無駄になることはないだろうということは頭では分かっていました。

それでも1ヶ月近くご連絡のないクライアント様は初めてだったので、とても戸惑いました。



結果的には次の納品でラストというタイミングで、「もし継続をご希望の場合はご連絡ください」というメッセージをお送りしたところご返信いただけて一安心。これを書いているタイミングでは34記事すべての納品が完了し、クライアント様からの承諾を待っているところです。


まぁ前回ご連絡いただいてから4日間ログインされていないみたいなんですが……

放っておいてもあと5日ほどでクローズになるので、流れに身を任せようと思います。


クラウドソーシングって利用するためにかかる手数料は正直安くないと思います。最低でも売り上げの10%、ココナラに至っては20%くらいを手数料として持っていかれてしまうので、手取りの面だけ見るときついというのが本音です。

でも先払いされた報酬を一時的に預かってくれて、万が一クライアント様との連絡が途絶えたとしてもきちんと仕事をこなしていれば確実に振り込んでもらえるというのは、直接の業務委託契約にはない安心感だな、とも感じています。

幸い今のところ私は執筆料をバックレられたという経験はありませんが、もし今回のお仕事が私とクライアント様の直接契約だったら……と考えると肝が冷える思いです。

業務委託契約が嫌というわけでありません。むしろ業務委託のほうが1つ1つの案件に柔軟に対応できますし、当初のご依頼+αのお仕事をいただけるチャンスも多いですし。これからも積極的にいろんなクライアント様と繋がれるように頑張ろうと思っています。

ただ直接契約だけに頼っていると、万が一の時にせっかく時間をかけて書いた原稿が日の目を見ないばかりか、ただ時間を消費しただけで報酬が支払われないということにもなりかねません。

直接契約とクラウドソーシングはバランスよく使って、上手にリスクヘッジをすることがフリーのライターにとって重要なんだなと改めて感じたわけです。


8月ももうあと2日で終わり。

2023年はあと4ヶ月。

これを「4ヶ月しかない」と考えるのか「4ヶ月もある」と考えるかは人それぞれですが、今の私は「4ヶ月しかない」という焦りを「4ヶ月もある」という思考でねじ伏せようとしているところです。

今年の頭くらいに一度ライター業をお休みして、そこからまた収入を伸ばすぞ!と気合を入れたものの、自分の中で予定していた量の発注が全然来なくて、おそらく想定の3分の1も書いていない状況です。

今年中に会社を辞めて引っ越すつもりだったんですが、正直厳しい。

しかもこれからインボイス制度がスタートしてしまうことを考えると、今まで以上にたくさんのお仕事をいただけるライターにならなくてはいけないことは明白です。そうした焦りはもちろんありますが、焦ってもいいことないということも分かっています。

「大丈夫、2023年もあと120日もあるんだから、できることを1つずつやっていこうね、でも時間は無駄にしないようにね」と自分に言い聞かせてみるとします。

もちろんリスクヘッジもしながらですが。

スキとフォローをしていただけると9月からもまた頑張れます。

しょこらること、むらたよしみでした。

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