見出し画像

フランスの思い出のタルトタタンに京都で出会った!@LA VOITURE

りんごのお菓子の双璧、アップルパイとタルトタタン。
アップルパイもいいけれど、私は断然、タタン派です。

タルトタタンは、半割りにしたリンゴを鍋に詰め、折りパイ生地をのせてオーブンで焼き、裏返して供するデザートです。

タタンというのは人の名前。フランスのラモット・ブーヴロンという町に「ホテル・タタン」があり、そこの経営者がタタン姉妹です。

実はこちら、失敗から生まれた”お菓子あるある”のデザートです。というのは、あるときタタン姉妹がリンゴのタルトを作ろうとして、タルト生地を入れ忘れて、あとからかぶせたというのです。

今もフランスには、「ホテル・タタン」があって、私はそこに行ってタタンの作り方を習ってきました。

あるとき京都に絶品タルトタタンがあると知って、いそいそと出かけました。岡崎にある「LA VOITURE ラ・ヴァチュール」さんです。

お店はマンションの1階にあります。お昼過ぎに行ったら、数組並んでいました。

ちょっとレトロな内装。

しぶいレジ台
フランスっぽいイラスト
赤いソファー

1ホールに使用されるりんごはなんと20個以上!季節によって使用するリンゴの種類が違うので、味の違いも楽しめるそうです。

キャラメリゼがギリギリまで黒い!りんごがとろっとろ。ヨーグルトをかけるのが、日本風かな。

厨房では、じゃんじゃんタタンを焼いています。

「LA VOITURE」の前身は、初代店主、松永ユリと辰夫が1959年に祇園ではじめた喫茶「紅屋」。1964年に美術を扱う画廊「紅」へ転業。

1971年、拠点を現在の岡崎に移し、画廊「紅」と共にフランス料理店「LA VOITURE」を開店。1987年には、タルトタタンをメインにした現在のカフェスタイルになりました。

初代のおばあちゃまも「ホテル・タタン」に行かれて、2006年には「Confrerie des Lichonneux de tarte tatin」(タルトタタン協会)の一員として認められたそうです。

2014年に96歳でお亡くなりになりましたが、「タルトタタン」のレシピと思いは、お孫さんへと引き継がれているそうです。

お店にはおばあちゃまコーナーがあって、お写真やらディプロマが飾ってあります。

イラストがかわいい!

とっても素敵なお店でした。ご興味ある方はぜひ!

⚫︎LA VOITURE ラ・ヴァチュール
京都市左京区聖護院円頓美町47-5
電話:075-751-0591
営業時間:11:00〜18:00
定休日:月曜・不定休あり
アクセス:市バス「熊野神社前」下車徒歩約5分

タルトタタンはオンラインショップからも購入できます!


この記事が参加している募集

至福のスイーツ

おいしいお店

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?