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ALLÉNO & RIVOIR【チョコレート】

店名:アレノ&リヴァワール
種別:チョコレート専門店
国名:フランス パリ

今回はサロン・デュ・ショコラ2023で日本初上陸した『アレノ&リヴァワール』のプラリネアソートの備忘録です。
(マニア向け)

プラリネ ・エリタージュ
10個入 4428円(443円/個)

全体的にプラリネの食感は、サクサクと軽い口当たり。砂糖の量を最大限減らし、焦がしの旨味や塩味などをうまく使いながらナッツの風味を最大限に生かしている印象でした。色んな味が絡みあい、どんなナッツを使用しているのか、はっきりと掴めない謎多きなショコラたちでした。

とはいえ、とても美味しいと思います。

この砂糖を減らしてゆく傾向は、パティシェ系ショコラでは、今後のスタンダードになっていきそうな予感がします。

ホームページには、アソートの内訳記載がなかったので、下記はおおよそ感じた内訳です。

【プラリネ ・エリタージュ 内訳】
上段左より
①ヘーゼルナッツ+ショートブレッドチップス
⇒まずプラリネの軽さに感動する。
ナッツの旨味が濃く感じる。食感も面白い。

②ココナッツ
⇒フレッシュな風味の良いココナッツがたくさん入っていました。
美味しい。

③ピーカンナッツ
⇒ピーカンナッツだと思われる。シンプルなナッツの風味

④生アーモンド
⇒生アーモンドだと思われる。シンプルなナッツの風味

下段左より
⑤パフライス
⇒あられの様でカリカリとして香ばしい。
歌舞伎揚げくらいの食感

⑥ショートブレッドチップス
⇒甘しょっぱいサクサクのパン粉?

⑦黒ゴマ
⇒黒ゴマとかぼちゃの種だと思われる。

⑧ピーカンナッツ(?)
⇒わずかに亜麻仁油の風味がする。
これは何だろう・・・そば?松の実?

⑨生アーモンド(不明)
⇒焦がし醤油っぽい風味もわずかに感じるプラリネ。
これ珈琲なのかな?

⑩フラックスシード(亜麻ごめ)
⇒亜麻ごめは砕く以外手を加えていない。とても体によさそうな味がする。ミルクにあわせるとこんな上品なショコラになるのね。

日本人より和テイストを上手に使っており、食べていて面白かったです。

でもわたしの個人的見解として、フランスショコラは、ヨーロッパの食材を使用したものを食べたいと思っていて、フランスのショコラに、和テイストをあまり求めていないのです。もちろんヨーロッパの人々が、和テイストのショコラを楽しんでいるのは、承知していますが、日本人にしてみれば未知の味でもないので、今一つわくわく出来ないという印象を持ちました。

その国らしいショコラみたいなものが、どんどんボーダレスになってきて、今年は改めて伝統的なフランスショコラが好きだなぁと思った2023年3月でした。

いつも読んで下さり
ありがとうございます。٩(๑❛ᴗ❛๑)۶


【アレノ&リヴァワール】
ヤニック アレノ氏は、2003年にパリを代表する老舗ホテルの LE MEURICE の総料理長に就任し、翌2004年には2つ星を獲得。2007年に40歳で3つ星シェフの栄誉を獲得。同年、フランス国家功労勲章と芸術文化勲章を受章し、歴史に名前を刻んだ数少ないシェフで、2008年には「シェフ・オブ・ザ・イヤー」にも選出されました。彼のレストランのシェフパティシェ、オレリアン・リヴォワール氏とタッグを組み、2022年12月にお店をオープンしました。従来型のチョコレートの枠にとどまらないショコラが、話題になっています。



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