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8月2日(月)タイムトラベル

最近、「ずっと真夜中でいいのに。」というアーティストにハマっている。spotifyのtvcmで「あいつら全員同窓会」が起用されているのを聴いて、気になったのがきっかけ。

まずメロディーに中毒性があって何度も聞きたくなる。女性ボーカルの癖がなく心地よい声も好き。芯があってどちらかというと線の細い声なのだけど、耳の疲ない癒される声質だと思う。この声が歌詞を真っ直ぐ心に届けて程よく切ない気持ちにしてくれる。歌詞は一回聞いて理解できるようなものではなく、何度か読んでみても全て理解できるようなものでもないのだけど、とても心に残る。いくつか引っかかって、想像の余地がある。分からないのに、気になるという感じ。そういう作品大好きです。(私の理解力がないだけかもしれません)

代表作が「秒針を噛む」らしく、これがデビュー作で2018年に発表されたそうなのですが当時全く知らなかった。めちゃくちゃ良い曲で流行に乗り遅れていたことを悔やむレベル。(ちなみに夫は知っていたらしい。)pvのアニメーションの世界観も非常に良いです。You Tubeの公式チャンネル見てみるとどの楽曲も再生回数が本当に多くて、世間から注目されている名実ともにあるアーティストであることは一目瞭然。ああ、最初から追いかけたかった…。

2018年といえば、私が社会人2年目で心が真っ黒だった時。私が社会人になってからも良い作品がどんどん世に出ていたのに全く気づかずにいたなあと悲しくなることが最近やたら多い。漫画も、小説も、音楽も。
社会人になって5年目にしてやっと作品を鑑賞する心が蘇ったように思う。まあ、覚えていないだけで社会人になってからも色んなコンテンツを消費してきたはずなんだけどね。

あるとき私の母親が、私が赤ちゃんだったときに流行っていた曲を全く知らないでいると言っていて、それくらい子育てが大変だったという話なのだけど人間誰しもそういう時期があるものかもしれませんね。世間の流行が全く頭に入って来ないくらい何かに追い詰められたり、打ち込むこと。

なので最近の私は良い作品に出会ったとき、それを発表当初から追えなかった悲しみは拭えなくても、その当時にタイムトラベルする機会だと思うことにしている。
2018年、私の心が真っ黒だった時、「秒針を噛む」に出会っていたらどんなふうに生活を彩ってくれていただろう。趣味嗜好に影響があっただろう。人間関係に変化があっただろう…。

とはいえ、出会えないまま一生を終える良作もこの世には星の数ほどあるはずなので、出会えたことの喜びをしっかりと噛みしめたいと思います。死ぬまであとどれくらい好きな作品に出会えるんだろうな。

そういえばスピッツが原田真二の「タイムトラベル」をカバーしているのを、最近初めて聴きました。原曲が元々好きだし、スピッツは人生のバイブルだと思うくらい好きなのに全く知らなかった。そして聴いてみたらめっちゃ良かった。調べると2012年の私の誕生日にCDが発売されてみたい。びっくり。まだ聞いたことのない方いたらぜひ聴いてみてください。

今日の一言:だいぶ眠くなってしまったのでおそらく支離滅裂な日記になってます。すみません。

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